この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「ご容赦いただけますと幸いです」について、その意味や使い方等を徹底解説します。
「ご容赦いただけますと幸いです」とは?
「ご容赦いただけますと幸いです」とは?
「ご容赦いただけますと幸いです」のフレーズを言葉毎に分解し、少し詳しく説明します。
まず最初の「ご容赦」は「許すことや、おおめに見ること」を意味する「容赦」に、敬意を示す接頭辞の「ご」が付けられた言葉です。
次の「いただけますと」は、助動詞で「もらう」の謙譲語の「いただく」に丁寧語の「ます」、そして可能性表現の「と」が付けられたもので、「～してもらえるなら」と言った意味になります。
そして最後の「幸いです」は「嬉しいです」との意味です。
従って、「ご容赦いただけますと幸いです」は「許してもらえるなら嬉しいです」と言った意味の丁寧な敬語表現となります。
「ご容赦いただけますと幸いです」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご容赦いただけますと幸いです」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご容赦いただけますと幸いです」のフレーズは、ビジネスシーンでは取引先の方や、顧客に自分や自社のミスで迷惑を掛けた際に、それを「許して欲しい」と謝罪する表現です。
口頭で使われることもありますが、メール等の書き言葉として使われることが多いと言えます。
また、このフレーズは敬語表現なので、もちろん社内の上司等に使っても問題はありません。
しかし、非常に丁寧で改まった表現なので、直属の上司等で日々接触の多い人に使うには、少し仰々しすぎる感じがします。
そんな時には、「ご容赦ください」と少し丁寧さを低めた表現を使うのが良いでしょう。
「ご容赦いただけますと幸いです」を使った例文
「ご容赦いただけますと幸いです」を使った例文
・『お届けした資料の一部にタイプミスがあり、添付資料に差し替えの程よろしくお願い申し上げます。お手数をお掛けしますが、ご容赦いただけますと幸いです』
・『弊社ホームページのメンテナンスのため、6日の深夜0時から午前8時までアクセスが出来ない状態となりますが、ご容赦いただけますと幸いです』
「ご容赦いただけますと幸いです」の類語や言い換え
「ご容赦いただけますと幸いです」の類語や言い換え
「ご容赦」の類語としては、「お許し」や「ご勘弁」などが挙げられます。
従って、「ご容赦いただけますと幸いです」は「お許しいただけますと幸いです」や「ご勘弁いただけますと幸いです」と言い換えることが出来ます。
また、敬語表現を以下の様に言い換えることが可能です。
敬意の低い順に例を挙げます。
「ご容赦ください」や、「ご容赦のほど、お願いいたします」や、「ご容赦のほどお願い申し上げます」や、「ご容赦いただきますようお願い申し上げます」や、「ご容赦いただけましたら幸甚に存じます」等が挙げられます。
まとめ
まとめ
「ご容赦いただけますと幸いです」は「許してもらえるなら嬉しいです」と言った意味の丁寧な敬語表現となります。
自分や自社のミス等に対して「許して欲しい」と、謝罪の気持ちを伝えるフレーズです。
