「ご教示いただけないでしょうか」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

ここでは「ご教示いただけないでしょうか」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「ご教示いただけないでしょうか」とは?

「ご教示いただけないでしょうか」とは?

「ご教示いただけないでしょうか」は、何かを教えてもらいたいと思って使う表現です。

「それについて詳しくご教示いただけないでしょうか」のような用い方になり、謙譲表現になっているため、相手はその教えて欲しい内容についてとても詳しい人や目上の人になります。

ちょっとしたことを対象にして使う表現ではなく、機械的な何かの構造について、世間的な何かの問題について、最近の流行りについてなど、自分がそれについてあまり詳しいとは言えず、その相手がとても詳しいと分かっている、そのように自分で触れているといった時に使われることが多く、先の例のようにして、是非教えてくださいという意味で用いられます。

「ご教示いただけないでしょうか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「ご教示いただけないでしょうか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「ご教示いただけないでしょうか」は、表現がとても丁寧なことから、主に文章で使われています。

大した内容でない場合を除き、どんな対象についてそうして欲しいと使っても問題ありません。

専門的な内容が対象になることが多いですが、明らかに趣味の範疇になることでも構わず、その人にそれについて教えを乞うという用い方になります。

具体的に大した内容ではないものとは、ちょっとした2、3ステップ程度の操作や、二択や三択で判断できるようなものの場合には大袈裟になってしまうので、普通に「教えてもらえませんか」の方が無難な表現です。

その表現を丁寧にしたものだと考えて構いませんが、見た目から厳かな響きがあることからも、使う対象と相手を選ぶ表現です。

「ご教示いただけないでしょうか」を使った例文

「ご教示いただけないでしょうか」を使った例文

・『そこまで深い部分まで知りませんので、ご教示いただけないでしょうか』
・『○○についてとてもお詳しいと知り及びました。是非私にもご教示いただけないでしょうか』

「ご教示いただけないでしょうか」の類語や言い替え

「ご教示いただけないでしょうか」の類語や言い替え

・『ご教授いただけないでしょうか』
こちらの「ご教授」とすると、教えて欲しいとする内容が学問的なものに限定されます。

またはそれに類似した専門的なことについて聞きたいという場合に使う表現となっており、「ご教示」“教え示す”ことなのに対し、こちらは“教え授ける”という解釈です。

そのため、何かの伝統的な作法なども対象になり、そういったものを知りたいと思った時にはこの表現の方が向いています。

まとめ

まとめ

「ご教示いただけないでしょうか」は、何かについて教えて欲しいという意味で使われています。

とても丁寧な表現なだけに、文章で使うことがほとんどで、この表現が大袈裟にならない内容を対象にして用いてください。

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