ここでは「なるべく早く送ります」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「なるべく早く送ります」とは?
「なるべく早く送ります」とは?
「なるべく早く送ります」は、できるだけ早く何かを送るという意味になる表現です。
そのため、このように使われた側は、その通りに最速で送ってもらえるものだと考えるものですが、実際のところ、この表現はそうしたい、そうできればといったニュアンスで使っていることが多いので、そのまま「できるだけ早く~」と言われた場合よりもその期待は薄い場合が多いのが実情となっています。
つまり、使う側からすると、そうとはせずにこのように用いることで、早くはしようと思っているものの、といった程度のことが多いです。
どうしてそのような使い方をされているのかと言えば、「なるべく」という言葉が「なるべくそうしたいのですが~」のように、そうはできないこともあるという用い方をされることが多いためだと推測されていますが、これは確かなものではないのであくまで参考程度です。
「なるべく早く送ります」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「なるべく早く送ります」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「なるべく早く送ります」は、先のようにそこまで最速でといったニュアンスではない使い方が多くなっています。
本当に意味はともかく、実際の使い方でそう用いられることが多い以上、特に使われた際にはそう解釈しておくのが無難です。
それは、使った側が本来の最速という意味だと考えずに用いているかも知れないと考慮してのことで、そのように捉えた方がそこまで早くなかったといった場合に、話が違うなどと思ってしまうこともなくなります。
口語、文章を問わず用いられていますが、口語の場合は特に実際の使われ方になる、できればそうしたいという意味のことが多いので、ビジネスシーンでもそのように解釈をしておくのが無難です。
尚、対象はメールやFAX、郵送物など、「送る」という表現を使えるものであれば何でも構いません。
「なるべく早く送ります」を使った例文
「なるべく早く送ります」を使った例文
・『内容に問題がないと確認でき次第、なるべく早く送ります』
・『そちらにつきましてはなるべく早く送りますので、今しばらくお待ちください』
「なるべく早く送ります」の類語や言い替え
「なるべく早く送ります」の類語や言い替え
・『可能な限り早く送ります』
この表現にすると、「なるべく早く送ります」の本来の意味である、最速で送るという意味をストレートに伝えることができます。
もちろん使った側はその通りにする必要があるので、本当にそれだけ早く送ると伝えたい時にはこちらの方がいいでしょう。
まとめ
まとめ
「なるべく早く送ります」は、できるだけ早く送ると伝えるための表現ながら、実際にはそうしたいと考えているという程度のニュアンスで使われていることが多くなっています。
そのため、このように使われた時には、そこまでの期待はしていない方がいいかも知れません。