「大変かと思いますが頑張ってください」とは？ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

この記事では「大変かと思いますが頑張ってください」について解説をします。

「大変かと思いますが頑張ってください」とは?意味

苦労があるかもしれないけれど頑張ってください、といった意味です。

応援や励ましの意味があります。

「大変」は、苦労や困難などがあること、またそのさまをいいます。

「かと」の「か」は、不確かな意を表します。

「思います」は、推量する、予想するという意味です。

「頑張っ」は「頑張る」のことで、無理や困難な状況でも力を出してやり抜くことをいいます。

「ください」は、相手に何かを要望する意を表します。

「大変かと思いますが頑張ってください」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、誰かを応援したいときに用います。

たとえば、異動をする人に対してです。

異動先では、慣れないことが多くて大変かもしれません。

物事のやり方が変わったり、人間関係が変わったりして、苦労をすることでしょう。

見送る人は、苦労があるかもしれないけれど、それに負けないで努力をして欲しいと思っています。

その応援の気持ちをこのような言葉で伝えます。

しかし、これは目上の人に対して伝えるには適切ではありません。

上から目線のように感じられてしまうのです。

自分よりも相手の方を低く見ているように感じられてしまいます。

「大変かと」の部分は「苦労が多いと」と言い換えることができます。

また、努力して欲しい気持ちは「ご活躍をお祈り申し上げます」のような言葉で伝えます。

相手のことを思って応援の言葉をかけても、言葉遣いが適切でないと相手を不快にさせます。

誰に伝えるのかを考えて言葉を選びましょう。

「大変かと思いますが頑張ってください」を使った例文

・『新しい仕事は大変かと思いますが頑張ってください』

「大変かと思いますが頑張ってください」の返答や返信

こちらを気遣ってこのような言葉をかけてくれているので、その気遣いに対してお礼を伝えるとよいでしょう。

相手はこちらのことを低く見ているわけではありません。

言葉遣いが不適切だと感じても、この言葉を伝えている場面で不快感を出すのは望ましくありません。

善意で応援をしてくれているので、その気持ちを受け取っておきましょう。

これから頑張るという気持ちを伝える場合もあります。

前向きな発言をすると、頑張ろうという気持ちが伝わります。

まとめ

この言葉は、誰かを応援したいときに用います。

「頑張って」は上から目線のように感じられてしまうことがあるので、目上の人を応援したいなら別の表現に変えるのが望ましいです。

言葉遣いによっては自分の気持ちが十分に伝わらなくなってしまうので、気をつけましょう。