ここでは「お見受けする」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「お見受けする」とは?
「お見受けする」とは?
「お見受けする」は、そう考える、そうだと判断するという意味になる表現です。
主に視覚的な見た目からそのように考える、判断すると使う表現になり、例えば、熟練した包丁さばきを魅せる料理人を見た時に、「かなりのベテランだとお見受けする方でした」のような使い方になります。
「お見受けしました」といった形でもよく用いられており、そちらでも「あのようなことが簡単にできるとは、かなり熟練した方だとお見受けしました」のように、見た目からそう考えた、そう判断したという意味で使うことができ、これらの例では見た目の中でも技や技術といったものが対象になっていますが、姿、格好からそうだと使うこともできる表現なので、「制服から警備員の方だとお見受けするが~」という用い方をしても構いません。
人だけが対象になる言葉ではないため、「それは新品だとお見受けする」のような使い方をしても問題ありません。
「お見受けする」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「お見受けする」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「お見受けする」は、このように使った人がそう考える、そうだと判断するという解釈になるため、それが合っているとは限らないという側面もある表現です。
よって、「○○だとお見受けする方でした」と誰かが使った時に、それが間違っている可能性もあるため、あくまでその人なりの見解だと思っておかないといけません。
つまり、私はそうだと思うという使い方になると考えると分かりやすく、それが見た目からのことなので、「お見受け」といった文言を使っています。
口語、文章のどちらでも用いることができ、その両方できっとそうだと思うという使い方をするので、その本人に対して直接「○○だとお見受けしました」などと伝えることもできます。
「お見受けする」を使った例文
「お見受けする」を使った例文
・『これだけ知識をお持ちということは、技術者の方だとお見受けするのですが』
・『いかにもお偉いさんだとお見受けする方がいらっしゃいました』
「お見受けする」の類語や言い替え
「お見受けする」の類語や言い替え
・『拝察します』
この「推察」は、そうだと推測するという意味になるので、「○○だと推察します」のように言い替え表現にすることができますが、それが見た目からとは限らない使い方になる表現です。
また、人がどうこうというよりも、物や現象などを対象にして用いることが多いので、そのような場合に向いている表現です。
まとめ
まとめ
「お見受けする」は、そうだと考える、判断するという解釈で使われています。
それ以外の要素を多少含んでいても構いませんが、見た目からことだという意味になるので、まずはその見た感じからのことだと使う表現です。