「執り行う」の敬語とは?
言葉の使い方やビジネス敬語・言い換えを徹底解釈します。
「執り行う」の意味
「執り行う」の意味
「執り行う」は、儀式や行事などを実行することを表現した言葉です。
これは、「執行」という熟語に言い換える事も可能です。
「執行」は名詞であり、「執り行う」は動詞ですが、同じような意味を持っていると言えます。
また、「執り行う」には、少しかしこまったような印象が含まれています。
そのため、あらたまった行事やイベントを実行する場合に「執り行う」という言葉を使用するのです。
そのため、毎日実施しているような、フランクな会議などには、「執り行う」という言葉を使用しないのが一般的になっています。
これらのことから、「執り行う」は、儀式や行事などを実行することを表現した言葉です。
「執り行う」の敬語での使い方や表現方法
「執り行う」の敬語での使い方や表現方法
「執り行う」を敬語にする場合は、「執り行います」と表現できます。
この場合は、丁寧語の「ます」を付け加えた敬語表現の形にできるのです。
たとえば、あるイベントの司会を務めていたとします。
そして、イベントを開始する旨を、参加者に伝えることにしたのです。
このような場合に、「それでは、これからイベントを執り行います」と述べるとよいでしょう。
これによって、イベントを実行する様子を、上手に言い換えて表現できるのです。
また、「執り行う」を別な敬語にする方法もあります。
たとえば、「執行します」と言い換える事が可能です。
この場合は、「執行いたします」や「執行なさいます」のように、謙譲語や尊敬語にする事ができます。
また、「執り行われる」とすれば、尊敬語の表現にする事が可能です。
このように、「執り行う」を使って色々な表現を作り出せると分かります。
同じ様な意味でも、敬語の使い方次第で印象の違う表現にできるのです。
実際の状況に合わせて、適した表現を選択するとよいでしょう。
「執り行う」の言い換えや使用例
「執り行う」の言い換えや使用例
・『これから行事を執り行うつもりです』
・『来月にもイベントを執り行います』
・『それでは、これから儀式を執行いたします』
ここでは、「執り行う」を使った例文を挙げています。
例文からも分かるように、執り行う対象を先に述べると、自然な使い方になります。
また、「執り行う」を言い換える事で、自然な印象の表現にできるのです。
まとめ
まとめ
このように「執り行う」は、儀式や行事などを実行することを表現した言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、しっかりおぼえて活用するとよいでしょう。