「度々ありがとうございます」とは？ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

ここでは「度々ありがとうございます」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「度々ありがとうございます」とは?

「度々ありがとうございます」は、このように使う前に、既にその相手にお礼と伝えるべき何かをしてもらっており、その時に「ありがとうございます」などとお礼をしていることが前提となる表現です。

つまり、この前にもうお礼を伝えるべきことをしてもらっていて、その上で更に何かをしてもらったという時に、このように使ってそのお礼を述べることになります。

そのために「度々」と用いており、一度はこれ以前にそういったシチュエーションでなければ使うことはできません。

よって、またその相手に面倒をかけてしまったことに対するお詫びとセットで使うことも多く、「またお手間をとらせてしまいまして申し訳ありません。

度々ありがとうございます」のような用い方をよく見聞きします。

「度々ありがとうございます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「度々ありがとうございます」は、口語、文章のどちらでも用いることができますが、ビジネスシーンでは文章の方で見掛けることが多く、メールでのやりとりの中でよく使われています。

先のように、この前に何かをしてくれたことに対してお礼を伝えていることが条件になる表現ですが、その時にお礼を伝えていなかった場合には、その次になる時にこの表現を使うのはやめておきましょう。

「度々」としているので、一度はそういうことがないと使えないためで、そんな時には「以前にもお世話になりまして、この度またこういったご対応していただけたことに感謝します」などと、この表現は使わずに以前のお礼も兼ねてうまく感謝の気持ちを伝えるものです。

「度々ありがとうございます」を使った例文

・『ご注文のご連絡、度々ありがとうございます』
・『この度もご面倒をお掛けしまして申し訳ありません。度々ありがとうございます』

「度々ありがとうございます」の類語や言い替え

・『何度もありがとうございます』
こちらにしても、お礼を言うべき二度目以降のことだという使い方ができますが、カジュアルな響きがある表現のため、ビジネスシーンにはあまり適していません。

三度目であったとしても「度々ありがとうございます」で構わないので、ビジネスで無理にこちらを使うことはありません。

まとめ

「度々ありがとうございます」は、お礼を伝えるべきことがこれで二度目以降になるという時に用いられます。

その前に既にお礼を伝えている場合に用いることができ、ビジネスシーンに適している適度な堅さのある表現です。