「急な申し出で申し訳ありません」とは？ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

ここでは「急な申し出で申し訳ありません」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「急な申し出で申し訳ありません」とは?

「急な申し出で申し訳ありません」は、何かを急にお願いすることになってしまった時に使われます。

ビジネスシーンでは、急な依頼内容に対して用いることが多く、「急な申し出で申し訳ありませんが、この内容で来週までにお願いできませんか」といったような用い方をよく見聞きし、お願いになる内容はともかく、それが急なことだという場合に、それを申し訳ないと思って使う表現です。

また、先の例とは少し違う使い方になりますが、以前に不参加だと伝えていたことに対し、「急な申し出で申し訳ありませんが、やはり参加する方に加えていただけますか」などという使い方をしても構いません。

そちらのような用い方はそう多くありませんが、急に逆の方向に考えが変わったということになるため、この表現を使うことができます。

「急な申し出で申し訳ありません」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「急な申し出で申し訳ありません」は、口語、文章のどちらでも使われており、それが急なことだと使う側が分かっているからこその表現です。

よって、何かの内容をそれとして伝えたとしても、相手にそれを聞いてもらえるかどうかはその時次第です。

特にビジネスにおいて、納期的に厳しい内容をこの「急な申し出で申し訳ありません」と使って頼むようなケースでは、それでは難しいなどという返答をされてしまっても仕方ありません。

そのため、いくら急なことであっても決して無理な内容ではなく、何とかなるだろうと思う範囲のことにしておくべきです。

ただし、あくまでこちらがそう考えているだけだという場合も少なくないため、もちろんその相手との力関係なども少なからず関係してくるものの、それが相手から見ると急にお願いされるという点をよく理解して用いるべき表現です。

「急な申し出で申し訳ありません」を使った例文

・『急な申し出で申し訳ありませんが、納期を早めて今週中に納品してもらうことは可能でしょうか』
・『急な申し出で申し訳ありません。枠にまだ余裕があれば、私も参加させていただきたく存じます』

「急な申し出で申し訳ありません」の類語や言い替え

・『突然の申し出で申し訳ありません』
「急な」を「突然の」としている表現ですが、ほとんど同じ意味になるので、このように言い替えて使うことができます。

こちらの方がそれが急なことだというニュアンスが多少強くなるので、本当に急なことで申し訳ないと思った時には、この表現の方が向いています。

まとめ

「急な申し出で申し訳ありません」は、その相手に急に何かを申し出るという時に用いられます。

その内容はお願いごとになると考えてよく、使われた側からすると急なことになるため、時にはそれが通らないこともあると思って使わなくてはいけない表現です。