ここでは「毎度のことながら」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「毎度のことながら」とは?
「毎度のことながら」とは?
「毎度のことながら」は、今回が初めてではない、前にもあったことだ、という意味で使われている表現です。
それがいい意味でも悪い意味でも用いることができ、「毎度のことながら、そのお手前には感服します」のような使い方では前者の解釈になり、「毎度のことながら忘れ物をしてしまった」とすれば後者になるという具合です。
この後者の悪い意味での使い方は、自分(たち)が対象になる場合のみに使うのが通例なので、誰かを対象に「毎度のことながら手際が悪い」などという用い方はしないように注意してください。
それは、いつもそうだという意味になってしまうので、とても失礼になってしまうからです。
ただし、遭えてそのようにきつく伝えるために使うのであれば、その限りではありません。
「毎度のことながら」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「毎度のことながら」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「毎度のことながら」は、どちらかと言えば、それが悪いことだという用い方が多い表現です。
「毎度のことながら、どうしてもこうなってしまう」などという使い方がそれにあたり、いい意味で使われることはそれほどありません。
そちらで使う場合、先に挙げた相手、または誰かの何かを褒めることになる用い方がほとんどになり、逆に悪い意味の方は自分(たち)がそうだと使いことが多いです。
どちらにも直接関係のない用い方というものもあり、「毎度のことながら、月末を迎える日は忙しい」といったような使い方がそれになります。
この場合は悪い意味に相当しますが、「毎度のことながら、この道路は水捌けがいい」と使えばいい意味の方になり、そちらでは問題なく両方の用い方をすることができます。
「毎度のことながら」を使った例文
「毎度のことながら」を使った例文
・『いつもありがとうございます。毎度のことながら、感謝しています』
・『毎度のことながら、どうしてもここで間違えてしまう』
「毎度のことながら」の類語や言い替え
「毎度のことながら」の類語や言い替え
・『毎々のことながら』
この「毎々」としても、同じ意味で使える表現になります。
こちらにしても解釈が変わることはないため、言い替え表現になりますが、「毎度のことながら」は口語、文章のどちらでも使うことができますが、「毎々のことながら」は文書向けになるため、口語ではあまり使われていないという違いがあります。
まとめ
まとめ
「毎度のことながら」は、今回だけのことではない、それまでにもあったことだ、といった解釈になる表現です。
それが悪い意味で使われることが多いですが、いい意味で誰かを褒めるという使い方をすることもできます。