「大変参考になりました」とは？ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

当記事では、ビジネスシーンでも活用されている「大変参考になりました」の言葉の意味や使い方に関して、説明致します。

「大変参考になりました」とは？意味

大変参考になりましたとは、たいへんさんこうになりました、と読むのが正しい読み方の言葉となっているのです。

文字で記されたこの言葉を目にすれば即座に判明する事でしょうが、甚だしい程度とか重大な事という意味を有する大変の漢字に、他者の考え等を自分の考えの足しとするという意味がある、参考にの文字を加えて、なったの丁寧語である、なりましたの文字を付け足す事によって誕生した言葉となっています。

以上の事からこの言葉は、大いに役立ちました、という意味を示すのです。

「大変参考になりました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

大変参考になりましたは、非常に役立てる事が出来た、といった意味を所有する言葉として用いられています。

ビジネス上では特に、サポートしてくれた相手に対して、感謝の意を込めつつ使われる言葉です。

とはいえ、なったではなく、なりましたという語尾を見れば分かる通り、丁寧さがある表現であるため、部下の様に明らかに立場が下と言える人物に対して使うには、丁寧過ぎる言葉となっています。

であるならば、上司や取引相手の様に立場が上の人物に使うべきかというと、そうではありません。

というのも参考の言葉に、幾分敬意を欠くニュアンスが含まれているからです。

だからこそこの言葉は、明確な上下関係はない、同格の同僚や仕事相手に対して使用するのが無難だと言えます。

「大変参考になりました」を使用した例文

・『先週の打ち合わせの際に頂いた資料ですが、企画書の手直しをするのに大変参考になりました』

「大変参考になりました」の返信や返答例

手助けしてくれた相手に対し、それが役立ったと伝える時に、この大変参考になりましたの言葉は利用されているのです。

ただし語尾がなりました、と丁寧さがあるため、ついつい上司等の目上の人物に用いてしまう人も少なくありません。

所が参考の言葉が持つ意味合いを考慮すると、目上の人物に駆使するのは失礼な部分があるため回避した方が無難です。

ビジネスシーンにおいては、同格と言える仕事仲間とか同僚に対して使用するのがおすすめな言葉となっています。

そんな大変参考になりましたに対する返信や返答例としては、役に立って良かったです、とか、どういたしまして、といった言葉を想定する事が可能です。

まとめ

大変参考になりましたは、自分にとって大いに役に立ったという意味合いを指し示す言葉として駆使されているのです。

主に手助けしてくれた人に、助けになったという旨を伝える言葉となっています。

もっとも注意すべきなのが、部下の様な目下の相手に用いるには、丁寧さが強い表現であるだけでなく、上司の様な目上の相手に駆使するには、配慮に欠けた表現がある事です。

故にビジネス上では、目上でも目下でもない同格の同僚等に対して、使用すべき言葉となっています。