「失念しておりました」の敬語での使い方とは？言葉の使い方やビジネス敬語・言い換えを徹底解釈

「失念しておりました」の敬語とは?

言葉の使い方やビジネス敬語・言い換えを徹底解釈していきます。

「失念しておりました」の意味

「失念しておりました」は、「忘れていた」を敬語で言い表したものです。

「失念」は、「忘れること」を意味します。

ここでの「念」は「記憶」を意味しており、該当する記憶を失う様子を「失念」という言葉で表現しているのです。

また、「失念」は名詞ですが「失念する」とすれば動詞のように扱えます。

ここでは現在進行形にして「失念している」と言い換えています。

これを謙譲語にして、過去形にしたのが「失念しておりました」なのです。

これらのことから、「失念しておりました」が、「忘れていた」を敬語で言い表したものであると分かるのです。

「失念しておりました」の敬語での使い方や表現方法

「失念しておりました」は既に敬語になっています。

ここでは、謙譲語の「おりました」を用いた敬語表現になっているのです。

たとえば、あるトラブルが発生したとします。

そして、トラブル対応に追われているうちに、会議への出席を忘れてしまったのでした。

このような場面で、「あまりの出来事に、失念しておりました」と述べるとよいでしょう。

これによって、忘れていたということを、敬語で伝達できるのです。

また、「失念しておりました」を別な敬語にする方法もあります。

たとえば「失念していました」とすれば、謙譲語を使わない表現になります。

また、「忘れていました」、もしくは「忘れておりました」という形に言い換える方法もあるのです。

このように、「失念しておりました」という言葉を使って、色々な表現を作り出せると分かります。

同じような意味でも、複数の表現手段が存在するのです。

実際の状況に合わせて、適した言葉を選ぶとよいでしょう。

「失念しておりました」の言い換えや使用例

・『あまりのことに失念しておりました』
・『重要な会議だというのに失念していました』
・『そのようなことはすっかり忘れておりました』
ここでは、「失念しておりました」の使用例を挙げています。

例文のように、前段に説明などを加えると、自然な使い方ができるようになります。

また、「失念しておりました」を変化させれば、違う印象の表現にできるのです。

まとめ

このように「失念しておりました」は、「忘れていた」を敬語で言い表したものです。

ビジネスでも使える言葉ですので、上手に活用するとよいでしょう。