「言葉では言い尽くせない」とは？ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「言葉では言い尽くせない」について、その意味や使い方等を徹底解説します。

「言葉では言い尽くせない」とは？

「言葉では言い尽くせない」のフレーズを、言葉毎に分解し、少し詳しく説明します。

まず、最初の「言葉」は言うまでもなく「人が声に出して言ったり文字に書いて表したりする、意味のある表現」を意味する言葉です。

また「言い尽くせない」は「言いたいことを残さずすべて言うこと」を意味する「言い尽くす」に「ない」を付けて打ち消した表現です。

したがって、「言葉では言い尽くせない」とは、「言葉の表現では、言いたいことを全て言い表すことが出来ない」との意味で、慣用句として使われている表現です。

「言葉では言い尽くせない」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「言葉では言い尽くせない」の慣用句は、余りにも強い喜怒哀楽の感情を抱いた際に、「その気持ちを言葉では言い表せない」といった意味で使われます。

ビジネスシーンでは、相手の方に深い感謝の気持ちを伝えたり、感動の気持ちを伝えたり、悲劇的な出来事がありその悲しみを表現する際によく使われます。

その中でも、大変お世話になった方に、お礼の気持ちや感謝の気持ちを伝える際に、特によく使われます。

この「言葉では言い尽くせない」は、強い喜怒哀楽を表現する場合に使うべき慣用句で、何かにつけてこのフレーズを使いすぎると、本当にこのフレーズを使うべき場合での、強い気持ちを表現できなくなるので、使いすぎることは避けるべきです。

「言葉では言い尽くせない」を使った例文

・『公私にわたり、言葉では言い尽くせないほどのお世話になり、深くお礼申し上げます』
・『プロジェクトに対して、言葉では言い尽くせないご支援を賜りましたこと、感謝いたします』
・『部長が急死され、言葉では言い尽くせない大きなショックを受けています』

「言葉では言い尽くせない」の類語や言い換え

「言葉では言い尽くせない」の慣用句の言い換えとしては、「筆舌に尽くしがたい」や「なんとも形容しがたい」や「名状しがたい」等が挙げられます。

また「言葉では言い尽くせない」を、もう少し丁寧な表現にする場合は、「言葉では言い尽くせません」や「言葉では言い尽くすことが出来ません」等と言い換えると良いでしょう。

しかし、この言い換え表現でも敬語表現ではないので、目上の人に使う場合は、例文のように、後ろに続く表現を敬語表現とする必要があります。

まとめ

「言葉では言い尽くせない」とは、「言葉の表現では、言いたいことを全て言い表すことが出来ない」との意味の慣用句です。

ビジネスシーンでは、相手の方に深い感謝の気持ちを伝えたり、感動の気持ちを伝えたり、悲劇的な出来事がありその悲しみを表現する際によく使われます。