「書中にてお見舞い申し上げます」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

病気や体調がすぐれない人への気配りもビジネスシーンでは重要です。

そんなときに送る言葉として代表的なのが「書中にてお見舞い申し上げます」です。

どんな使い方をすると、相手に気持ちを伝えられるでしょうか。

「書中にてお見舞い申し上げます」とは?

「書中にてお見舞い申し上げます」とは?

まず「書中にて」ですが、読んでそのままの書面で伝えることへの断りです。

本来なら本人に直接伝えたいところですが、文章やメールで伝えることへの断りをしています。

しかし病気や体調が悪い人なら、直接会うのは相手の負担になるので文章で伝える方が良いでしょう。

それでも本来は会って伝えたいのですがといった意味も込めて、文章に盛り込むのがおすすめです。

「お見舞い申し上げます」「見舞う」「お」がついて丁寧な敬語になっています。

さらに「申し上げます」「言う」の敬語表現です。

お見舞いは病気やケガ、トラブルに巻き込まれた人をいたわったり、元気づけるときに使います。

ですから、ビジネスでも体調をくずされた人がいれば、その人を励ます意味で使われます。

「書中にてお見舞い申し上げます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「書中にてお見舞い申し上げます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

使うときの注意点は大きく2つあります。

まずは「書中にて」とありますから、口頭ではなく文書やメールで使います。

もう1つはこの表現を使うのは、相手の加減が少し落ち着いてからにします。

一番苦しいときに送っても、それは相手の負担になってしまいますので要注意です。

また、この表現を使った文を送る場合には、内容全体にも気を配る必要があります。

というのも相手はまだ本調子ではありません。

病気をイメージさせる言葉を使うのは避けなくてはなりません。

例えば「たびたび」「長い」なども病状が繰り返すことを意味するのでよくありません。

さらに「弱る」「終わる」なども避けなくてはなりません。

仕事上の付き合いだとしても、体調回復を願う文面ですから、仕事の話は含めないのがマナーです。

「書中にてお見舞い申し上げます」を使った例文

「書中にてお見舞い申し上げます」を使った例文

・『○○様が入院したとお聞きし、大変驚いております。書中にてお見舞い申し上げます』
・『取り急ぎ書中にてお見舞い申し上げます』

「書中にてお見舞い申し上げます」の類語や言い替え

「書中にてお見舞い申し上げます」の類語や言い替え

同じように体調を心配して励ます違う言い方もあります。

・『お体をご自愛くださいませ』
・『どうぞお大事になさってください』
どちらもやわらかいニュアンスで、静養をじっくりととって欲しいと伝わる言葉です。

取引先の人から上司まで、多くの人に使える表現です。

まとめ

まとめ

「書中にてお見舞い申し上げます」は相手を気遣うビジネスでも使われる表現です。

言葉の表現や使い方はシンプルで難しくはありません。

しかし、この言葉で一番大切になるのは、相手を気遣う気持ちです。

そのため表現にこだわるよりも文書の中身で相手に負担をかけない、いやな気持ちにさせないことが肝心です。

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