後悔の念をつたえる表現といえば、「今更ながら」が思い浮かびます。
しかしこの表現は後悔の念に留まらず、別の意味も含んでいるものです。
今更ながらをどのように使うのか、別の意味は何かについてを確かめてみてください。
「今更ながら」とは?
「今更ながら」とは?
時が経過した今となっては、遅すぎるの意味がある表現です。
また今改めてや、新しい感じがする様子を表すこともあります。
「今更ながら」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「今更ながら」の使い方や使われ方、使うときの注意点
以前に何かを買わなかった、若い頃に勉強できなかったなど、過去にしなかった行動について後悔するような時があります。
今更になって好きだったと思い出すこともあるでしょう。
そのような状況を「今更ながら」で表すことが可能です。
後悔の念に用いる場合には、「もっと調べてから」などのように、今更ながらどうしたかったか、どう思っていたかを示すことが大切となります。
また今になって改めて何かをした場合、新しく思った場合にも、これを使うことが可能です。
その用途で使う場合も、何が、どう思うかなどを伝えましょう。
ただこの表現は敬語ではないため、公の場では言い替えが必要になることがあります。
「今更ながら」を使った例文や文章
「今更ながら」を使った例文や文章
・『今更ながら、もっとよく調べてから旅行すればよかったと思います』
・『今更ながら見直してみると、違和感を感じることだらけです』
「今更ながら」の類語や言い替え
「今更ながら」の類語や言い替え
「今更ではございますが」は、丁寧な形で今となっては遅すぎることを伝える表現です。
「今更ではありますが」は、今更だけれどを丁寧にした言い方となります。
「遅まきながら」は、遅れて行動することを意味する表現です。
「遅ればせながら」は、遅くなってしまいましたがを表す言い方となります。
「今になって」は、現在に至っては遅すぎたとの意味の表現です。
これは「今となっては」の形としても同じ意味になります。
「この期に及んで」は、何かがいよいよ差し迫っている時になってもという意味であり、今更と似た使い方が可能です。
まとめ
まとめ
今となっては遅すぎな状況などを表せるのが、「今更ながら」という表現です。
今改めてなど、別の意味で使うこともできる特徴がありますので、後悔の念だけに拘る必要はありません。
場合によっては「遅ればせながら」など、別の表現に言い替えることも考えてみてください。