現在の難しい状態について言い表す時には、「困難な状況」が使われることがあります。
ネガティブな様子を表していますが、それだけに使い方には気をつけたい表現です。
困難な状況を使う上での注意点など、確かめてみましょう。
「困難な状況」とは?
「困難な状況」とは?
現時点で目標を成し遂げて行くことが極めて難しく、なかなか上手く進んでいかない状態を表す言葉です。
「困難な状況」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「困難な状況」の使い方や使われ方、使うときの注意点
どれほど努力をしても業務の進捗や成功ができなかったり、問題点の改善が上手く行かないことはありがちです。
そのような困難に直面していたり、話に取り上げる時に「困難な状況」を用いることができます。
口頭や文書などで用いる場合、誰のどんな困難があるのかについて、相手に認識されているほうが伝わりやすいでしょう。
また「心が折れそう」のように、困難な状況だからどう思っているのかを伝えることも可能です。
しかし困難な状況のみを強調して話してしまっては、聞く側に不快感を与える可能性があることには気をつけてください。
何らかの困難な状況に陥っている場合には、その改善方法を考えて伝えたり、それを実行して行くことも大切です。
「困難な状況」を使った例文や文章
「困難な状況」を使った例文や文章
・『あまりに反対意見が多すぎるために、このまま押し通すには困難な状況です』
・『我々はいま困難な状況に直面しており、もはや一刻の猶予もありません』
「困難な状況」の類語や言い替え
「困難な状況」の類語や言い替え
「難しい局面」は、いまの勝負の形勢が、困難であることを表している言い方です。
「苦境に陥っている状況」は、苦しさを感じられる状況にはまりこんでいる様子を意味しています。
「面倒な状況」は、手数がかかって煩わしい状態のことです。
「厄介な状況」としても、面倒を使うのと同じ意味になります。
「上手く行かない状況」は、物事を巧みにこなすことができない様子のことです。
また状況については「状態」「事態」を用いることでも、似た表現になるでしょう。
まとめ
まとめ
実現が難しいことや上手く行かない様子を伝えるにあたり、「困難な状況」を使うことができるのでした。
現状の苦境を訴えるのにも役立ちますが、そればかり強調しては不快感を与えるかもしれません。
改善方法の検討や実践も不可欠です。
また場面によっては「厄介」などの言葉を使った言い替えも、考えてみてください。