だいたいの状態を表す時によく使われるのが、「大まかな」という表現です。
これは日常会話でも使われますが、敬語の中でも使って良いのか、本来の意味は何か、分からないこともあります。
大まかなの使い方や意味などを確かめてみましょう。
「大まかな」とは?
「大まかな」とは?
大雑把やだいたい、細かいことには拘らないことなどを意味する言葉であり、そのような考えを示す時に使われます。
「大まかな」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「大まかな」の使い方や使われ方、使うときの注意点
旅行の計画を立てる時は、全体のだいたいの流れを考えます。
また映画の内容を短く説明をする時は、要点をかいつまんであらすじを提示します。
そのように大雑把な考えや状況を伝えたり、説明をするにあたり、「大まかな」を使うことができるでしょう。
したがって「旅行の」などのように、何が大まかであるかの要素を明確とすることが必要です。
またこの後には「計画を立てた」のように、何が大まかであるかの結果や行動を示すことができます。
これは敬語の中でも使われるものです。
ただしだいたいの表現であるために、細かいことに拘る表現をする場合には向いていません。
「大まかな」を使った例文や文章
「大まかな」を使った例文や文章
・『私は今度の夏休みの旅行についての、大まかな計画を立てました』
・『今回の出来事の大まかな流れは、ご覧のようになっております』
「大まかな」の類語や言い替え
「大まかな」の類語や言い替え
「大雑把」は、細かいところには拘らず、大きく捉えることを表しています。
「大体」は、数量などを大まかに捉える意味を持つ言葉です。
「おおよそ」は、物事の大体のところを表しています。
これは漢字で書くと「大凡」ですが、こちらは難読なので振り仮名を使うなどの工夫が必要かも知れません。
「ざっくりとした」についても、全体を大きく捉えるとの意味があります。
「おおむね」は、大体の主旨を表す言葉です。
漢字にすると「大旨」あるいは「概ね」となりますが、これも読みづらいことがあるので気をつけて下さい。
「あらまし」は、事柄の大体のところの意味があります。
まとめ
まとめ
大雑把で細かいことに拘らない状態を表すのが、「大まかな」なのでした。
これは敬語の中で使うことができる表現であり、その場合は何がどのように大まかであるかを伝えることが大切です。
「ざっくりとした」など様々な言葉があるので、言い替える場合は良いものを選び取ってみてください。