「体が資本」とは？意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

「体が資本」という表現は仕事内容の説明や働き方に関する話題で登場する表現でスが、具体的にはどんな意味なのでしょうか。

今回は、「体が資本」の意味と類似表現について解説します。

「体が資本」とは?意味

「体が資本」とは、「肉体が全てを生み出す大元になっている」という意味で使われる言葉です。

「体が資本」の概要

「体が資本」の「資本」とは「経済学に置いて付加価値を生み出す生産要素」を意味する言葉です。

それを元手に新たな付加価値、つまり利益を生み出すような存在が「資本」であり一般的には土地や元手となる資金など「ビジネスの元手」を指します。

「体が資本」というのは「肉体がさまざまな価値を生み出す原資であること」を意味する一種の比喩表現です。

一般的に資本といえば金銭や土地などを指しますが、肉体労働など体を駆使して働きお金を稼ぐ人にとって自分自身の体こそがお金を生み出す大元です。

もし体調を崩したりケガをしたりして体が使えなくなってしまったらお金を稼ぐことができなくなってしまいます。

肉体を使ってお金を稼ぐ人にとって体はお金を稼ぐ手段であり資本そのものであることを指して「体が資本」という言葉で表します。

一般的に「体が資本」というのは体の大切さを訴えるときに用いられる表現です。

若さに任せて肉体を酷使したり病気やケガを適切に治療せず放置したりなど「大切な資本である体を放置するとひどいことになる」と伝えたいときに用いられます。

より正確に言うならば「体が資本」のは一種の略語です。

本来は「体が資本(なのだから大切にしなければいけない)」「体が資本(だとわかっているなら適切に休憩を取る必要がある)」など体が大切な資本であると理解していない行動をとっているものに対して諫める言葉です。

そこから転じて体をケアする理由説明や休憩することの理由付けとして「体が資本」という表現を用いることもあります。

主に肉体労働者やアスリートなど直接的に肉体を駆使して仕事する人に対して用いられる言葉ですが、広く考えれば肉体を使わない仕事などこの世に存在しません。

どんな仕事内容であろうとも体が健康でなければ大なり小なり支障があることを考えると「体が資本」というのは特別な人に限られる表現ではなくすべての人に当てはまる言葉です。

「体が資本」の言葉の使い方や使われ方

・『アスリートは体が資本の商売だ』
・『体が資本のスポーツ選手であることを考えれば食事に気を使うのも当然である』
・『現場作業員は文字通り体が資本の肉体労働である』
・『体が資本と理解しているならもっと休憩を入れるべきだ』

「体が資本」の類語や言いかえ

・体力勝負
「体の力を使った勝負」を意味する言葉です。

体の優劣によって未来が決まることを意味しており「体が資本」と同様に肉体の大切さを伝えたいときに用いられる表現です。

「体が資本」が金銭など直接的な利益を重視しているのに対し、こちらは困難を乗り切るのに体力が必要であることを重視しています。

まとめ

「体が資本」というのは体調不良で仕事ができなくなった人など体の大切さを痛感している人がよく口にする言葉です。

人がするどんなことにも当てはまる言葉なので胸に刻んでおきましょう。