むかしから災害大国と呼ばれている日本では、「有事に備える」とは常々言われて来たことです。
ところで有事の意味については、把握できているでしょうか。
有事に備えるとは何なのか、言葉の中でどう使っていくかについて考えてみましょう。
「有事に備える」とは?
「有事に備える」とは?
突発的な戦争や大騒動、大地震や台風などの非常事態が、いつ起きても大丈夫なように準備をしておくことを表します。
「有事に備える」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「有事に備える」の使い方や使われ方、使うときの注意点
安全に思える世の中でも、未来には戦争や天変地異など何らかの非常事態が起こる可能性があります。
そんな非常事態がいつ起こっても大丈夫なように、さまざまな準備をすることを話すにあたり、「有事に備える」を使うことができるでしょう。
有事の備えをすべきと進言したり、尋ねたり、有事に備えることを議論する際にも使われます。
用いる場合は、何のために備えるのか、何故備えることが重要かを説明することができます。
また備えることの重要さを説くなら、その備えが何かを伝えることも必要です。
例えば速やかな避難、避難場所の把握、避難訓練、日頃からの備蓄などについて、伝えることができるでしょう。
ただし有事とは、国が動くような大規模な緊急事態であることに注意してください。
地域の限定的な出来事や、個人的に災難に遭うことは有事には含まれていません。
「有事に備える」を使った例文や文章
「有事に備える」を使った例文や文章
・『大災害や戦争が危惧されるので、有事に備えることの重要性を語りたいと思います』
・『生き残っていくためには、有事に備えることを怠らないでください』
「有事に備える」の類語や言い替え
「有事に備える」の類語や言い替え
「有事の備えを怠らない」は、何らかの非常事態に対する準備をなまけないことを表しています。
「いざという時のために備える」は、非常事態を意味する「いざという時」がいつ起こっても良いように、準備をしておくことです。
「緊急事態に備える」は、何らかの有事のために準備をするとの意味になります。
「非常時に備える」は、普段と異なる思いがけぬ異常が起きても良いように、準備をしていくことです。
「災害に備える」は、大地震や台風などの天変地異に対しての準備を表します。
まとめ
まとめ
未来に非常事態が起きることに準備をしておくことが、「有事に備える」なのでした。
この表現を用いて備えることの重要性や、必要な備えとは何かを伝えることもできるでしょう。
有事は戦争や大地震などの、大規模な緊急事態のことであり、個人的な災難は含まない点は忘れないでください。