「すかさず」とは？使い方や言い換えや用例など徹底解釈

この記事では、「すかさず」について詳しく紹介します。

「すかさず」とは?

「すかさず」とは、間をおかずにすぐという意味の言葉です。

「すかす」という動詞に打消しの「ず」をつけて「すかさず」としています。

漢字では「透かさず」と書きます。

「すかす」には「隙間をつくる、間をおく」という意味があるので、「すかさず」は隙間を与えない様子を表しています。

機を逸することなすすぐに行動する様子を表したりもします。

「すかさず」の使い方や使われ方、使うときの注意点

「すかさず」は行動や動作などを修飾する副詞なので、必ず動詞と一緒に用いられます。

「すかさず手を挙げる」とか「すかさず前に出る」といった使い方をします。

すぐに反応する様子を表しているので、ちょっと考えたり躊躇ったりする場合には「すかさず」とはいいません。

「すかさず」を使った例文や文章

・『彼女が転びそうになったので、私はすかさず手を差し出しました』
・『社長が今度の企画について意見が欲しいと言ったので、私はすかさず以前から思っていたことを述べました』
・『あの男は警察官が目を離したのを見てすかさず逃げていきました』

「すかさず」の類語や言い替え

「すかさず」には、「とっさに」とか「間髪入れずに」などの言い替え語あります。

「とっさに」は「その瞬間に、たちどころに」といった意味を持つ言葉です。

何も考えずにすぐに反応することを表しているので、「すかさず」に言い替えることができます。

「すかさず」には「機を逸することなく」といったニュアンスが含まれることがありますが、「とっさに」にはそういったニュアンスはありません。

「間髪入れずに」は髪の毛一本を入れる隙間もないことを表しており、「すぐに」という意味で用いられます。

間を置かずにという意味なので、「すかさず」に言い替えることができます。

まとめ

「すかさず」は、間を置かずにすぐにという意味の言葉です。

すぐに反応する様子を表しており、「とっさに」とか「間髪入れずに」といった言い替え語があります。