「不敵な笑み」とは？使い方や言い換えや用例など徹底解釈

時に戦慄を感じさせるような表情といえば、「不敵な笑み」かも知れません。

しかし不敵の意味は、分かりづらいところもある表現です。

日常の会話の中で、不敵な笑みの意味や、どう使っていくかなどを確かめてみましょう。

「不敵な笑み」とは?

表面的には笑顔ではあるものの、恐れることなく悪い企みや何かの策を講じているような表情を意味します。

「不敵」は自信があり、物事に恐れない強気な態度のことです。

「不敵な笑み」の使い方や使われ方、使うときの注意点

会社の先輩が悪戯な笑顔で近寄ってきたり、友人が不気味な笑みを浮かべて頼み事を持ちかけて来るようなことがあります。

それについて「不敵な笑み」と表現ができるでしょう。

その不敵な笑みを浮かべている人は、悪戯しようとしていたり、嘲笑の気持ちを抱いているのかも知れません。

話し言葉でも使われますが、どちらかと言えば書き言葉に多用される表現です。

言葉に含む場合には、誰が不敵な笑みなのかを示すこともできます。

また不敵な笑みは「浮かべる」「見せる」などと組み合わせた表現が可能です。

人に話しかける時、「不敵な笑みですね」と言って冗談として言い回すこともできます。

しかし人に不敵な笑みだと指摘すると、心証を害する場合もあることには気をつけてください。

「不敵な笑み」を使った例文や文章

・『会社の後輩が、不敵な笑みを浮かべながら近づいて来ました』
・『先輩は何でそんな不敵な笑みを浮かべているんですか』

「不敵な笑み」の類語や言い替え

「悪戯な笑み」は、何らかの悪巧みをしていそうな笑顔のことです。

「不気味な笑み」は、正体が分からずに気味が悪いと感じさせる笑顔のことを表します。

「冷ややかな笑み」は、暖かさがこもっていない笑顔のことです。

「冷笑」としても、暖かさがない冷ややかな印象の笑顔を表します。

「シニカルな笑み」は、皮肉な気持ちを感じさせる笑顔のことです。

「悪い笑顔」は、何か悪さを考えていそうな笑顔の意味になります。

「ニヤニヤする」は、皮肉や悪戯心を感じさせる笑顔を表す、カジュアルな言い方です。

まとめ

悪い企みをしていそうな笑顔についてを、「不敵な笑み」と言い表すことができます。

書き言葉のほうに使われがちな表現であり、冗談を言う時にも使われることがある言葉ですが、人に言う場合には注意が必要です。

「冷笑」など似た意味の表現を、様々に選ぶこともできるでしょう。