「亢進状態」とは?使い方や言い換えや用例など徹底解釈

一般社会ではほとんど使われない専門用語や業界用語があることはよく知られていますが、「亢進状態」という言葉もその1つと言えるでしょう。

今回はこの言葉について解説いたします。

「亢進状態」とは?

「亢進状態」とは?

「亢進状態」「亢進」「こうしん」と読みます。

意味は、「何かが活発化し過ぎる」ことであり、「亢進状態」全体で、「何かが過剰に活発化している様」を意味します。

これは、「亢」には「高まる」「高ぶる」という意味があり、それが「進」むということから、この意味になったと考えられます。

基本的に「亢進」「亢進状態」も医学分野で使用されることが大半であり、なかなか一般人ではこの表現を使ったり、耳にする機会はないかもしれません。

「亢進状態」の使い方や使われ方、使うときの注意点

「亢進状態」の使い方や使われ方、使うときの注意点

「亢進状態」が医学分野でよく使用される言葉であることは、既に説明しました。

その分野でも、概ね何らかのの症状の特徴や症状について使用されると考えてください。

それでは、より具体的にどのような場合に使われるか事例を挙げてみましょう。

まずよく使用されるのが、甲状腺機能亢進状態です。

これは、甲状腺の機能が過剰になって、ホルモン分泌異常が発生している状態です。

他にも、血液凝固亢進状態、つまり血液の固まる性質が過剰になり過ぎる状態や覚醒亢進、つまり過剰に覚醒状態になって眠れなくなるなどの症状に使用されます。

ただ、一般的な意味で使用されることもたまにあり、「インフレが亢進状態」という表現なら、「インフレが過剰になっている状態」という意味での使用です。

「亢進状態」を使った例文や文章

「亢進状態」を使った例文や文章

それでは他に考えられる使用例を挙げてみましょう。

・『心拍数が異常に上がる、循環機能亢進状態です』
・『日銀の金利が亢進状態の領域に入ってきました』

「亢進状態」の類語や言い換え表現

「亢進状態」の類語や言い換え表現

既に触れたように、「過剰な様」「過度に進行した様子」という意味ですので、そのまま置き換えるのが適切です。

ただ、医学的に使用されている場合には、専門用語としての使用ですので言い換えない方が無難かもしれません。

また「激化状態」「急進状態」などによる代用も考えられます。

まとめ

まとめ

「亢進状態」とは、何かが活発化し過ぎて過剰な様子を意味する言葉です。

主に医学分野での症状の状態について使用されますが、「インフレの亢進状態」といった形での一般的な意味での使用もあり得ます。

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