社会人らしいフレーズを適切に用いていると、印象がガラッと変わります。
「あきらめる」の大人びた言い方、上品な表現について学んでいきましょう。
「あきらめる」の敬語での表現
「あきらめる」の敬語での表現
この場合の「あきらめる」とは、断念することをいいます。
途中でやめること、計画倒れに終わることを伝えています。
一方で「あきらめる」は家族や友達には使いやすい表現ですが、ビジネスパーソンとしては幼く聞こえます。
他の言い方に直すのなら「大変申し訳ありませんが、今回は見送らせていただきます」や「申し訳ございませんが、今回は遠慮させていただきます」にあたります。
見送る、遠慮するなどの表現を取り入れていくと、落ちついた言葉に感じられます。
「申し訳ありません」とこちらの無礼をお詫びすると、さらにゆとりのある文になるでしょう。
「あきらめる」を敬語で言い換えた場合の使用例
「あきらめる」を敬語で言い換えた場合の使用例
ある企業との合併を模索していたもののコストやサービスの兼ね合いから、メリットが望めないことがあります。
言いにくいことをお伝えする時の言い方が「大変申し訳ありませんが、今回は見送らせていただきます」です。
後半の「見送らせていただきます」を整えたい場合は「見送らせていただきたく存じます」に直していきます。
断ることを穏便に伝えられるでしょう。
このほか内定を断る時は「辞退させていただきます」や「辞退いたします」を取り入れます。
「遠慮させていただきます」は会食を断る時に使いやすいです。
「あきらめる」の尊敬語
「あきらめる」の尊敬語
目上の方のお誘いを断る時は、語尾に「いただきたく存じます」を補って用いていきます。
こちらの言い分を丁寧に、相手にお伝えしたい時に向いています。
「辞退させていただきたく存じます」がひとつの例です。
「あきらめる」の謙遜語
「あきらめる」の謙遜語
控えめにお伝えしたい時は「誠に残念ながら」や「甚だ遺憾ではございますが」とクッション言葉を補って、こちらの思いを伝えていきましょう。
穏便にネガティブなことを、お伝えできます。
まとめ
まとめ
「あきらめる」について解説しました。
普段使っている言葉を、落ちついた表現に直してあげると冷静な対応ができます。
明日の業務に役立ててください。