時に人が取っていくべき行動には、「取捨選択」があります。
必要なものが見つける上で使われる表現ですが、その言葉の本来の意味はご存知でしょうか。
取捨選択の意味、そして使い方を確かめてみましょう。
「取捨選択」とは?
「取捨選択」とは?
必要な物だけを選び出して不要な物については捨てること、良い物と悪い物を選別することを表している四字熟語です。
「取捨」は良い物を選び取り悪い物を捨てる意味、「選択」は良いものを選び出すとの意味があります。
「取捨選択」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「取捨選択」の使い方や使われ方、使うときの注意点
部屋に物が増え過ぎた時には、不用品を処分したいと思うことがあります。
また仕事上で使うものと使わないものを、選別する機会は頻繁です。
そのような状況を「取捨選択」と言い表すことができます。
「取捨」と「選択」は意味が重複していますが、昔からの四字熟語なので支障ありません。
これは話し言葉や文書に使う場合には、「必要な行動を」のように、何を取捨選択するのかを述べることが大切です。
またどうして取捨選択するのかについても、併せることができるでしょう。
これの注意点は、本当に必要と不要な物を、見分ける行動が必要なことです。
仮に必要なものまで捨ててしまったら、もったいない結果に至ることでしょう。
また「取捨」の部分は「取舎」と表記する場合が見られますが、それは間違いではないことも留意すべき点です。
「取捨選択」を使った例文や文章
「取捨選択」を使った例文や文章
・『日頃の行動の取捨選択をして優先順位を付けていけば、道が開けるでしょう』
・『多くの候補が浮かび上がりましたが、取捨選択して本物を探してください』
「取捨選択」の類語や言い替え
「取捨選択」の類語や言い替え
「取り捨てる」は、不要である物をとって捨てること、または必要な物は残して不要を捨てることです。
「選(え)り抜き」は、多くの候補から優れたものを選び出すことを意味します。
「選別」は、物事を選び分けることを表す言葉です。
「吟味」は、物事を念入りに調べて選ぶことを表します。
「整理整頓」は、必要不要を分け、不要な物を捨てて片付けることを表す四字熟語です。
「断捨離」は、物に対する執着を捨て、不要物を無くして生活を向上させる習慣を表します。
「トリアージ」の場合は元は医学用語で、要求されたことを良く考えて取捨選択するとの意味です。
まとめ
まとめ
様々な物を必要と不要に選び分けて行く行動を表すのが、「取捨選択」という四字熟語です。
何をどうして取捨選択するかなどの情報を、加えて説明するのが良いでしょう。
また実際取捨選択する場合には、必要不要をしっかり見分けていくことが大切です。