右も左も分からないような状況に対処する時、「模索しながら」と言うことがあります。
業務の中でも時々あることですが、この表現には気をつけたいポイントが幾つか存在するようです。
模索しながらの用法などを確かめてみてください。
「模索しながら」とは?
「模索しながら」とは?
はっきりと分からない事柄について、手探りで求めて行く行動を取るのと同時に、他のことを並行的にやって行くことを表しています。
「模索しながら」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「模索しながら」の使い方や使われ方、使うときの注意点
経験がない業務では、手探りで状況を調べながら仕事をこなして行くことが通常です。
そのように良く分からないことに対処しつつ他の行動もする時、「模索しながら」を使うことができます。
これによって模索しながらの行動を、人に説明するなどができるでしょう。
その場合は「解決策を」のように何を模索しているか、示すほうが話が伝わりやすいです。
また模索しながら「会議を進めた」のように、別の行動が何かを示していくことができます。
しかしはっきり分かっている事柄について使うことは、不可能である点には留意してください。
またこの表現は話し言葉で使われがちな表現であり、敬語の文章の中では「つつ」を使うほうが適切なことがあります。
必要なら言い替えてみるのが良いでしょう。
「模索しながら」を使った例文や文章
「模索しながら」を使った例文や文章
・『工場での事故発生を受けて、原因を模索しながらの会議が続きました』
・『まったく状況は掴めませんので、模索しながらの作業になります』
「模索しながら」の類語や言い替え
「模索しながら」の類語や言い替え
「試行錯誤」は、困難がある物事を、色々試しながら進めていくことを表す四字熟語です。
「暗中模索をしながら」は、手がかりがない状況であれこれやる意味の四字熟語を用いて、模索しながら何かをすることを表します。
「色々試しながら」は、さまざまな物事の良し悪しを確かめつつ、別のことをする状況を表す言い方です。
「手探りで進みながら」は、模索しながらと同じ意味を表します。
「模索しつつ」は、模索しながらよりもずっと文章的な表現です。
まとめ
まとめ
よく分からない物事を手探りで進めて行くのと同時に、他のことをやる状況が「模索しながら」なのでした。
これは話し言葉的な表現であり、文章では「つつ」のほうが相応しいことがあります。
「試行錯誤」などの表現もあるので、良い形に言い替えることも考えてみてください。