何かの部位を言い表す場合には、「部分部分」と表現するケースがあります。
単に「部分」と言うのとは、若干違った使われ方がされますが、具体的な違いが何かは今ひとつピンと来ません。
どんなふうに部分部分を使うかなどを、確かめてみましょう。
「部分部分」とは?
「部分部分」とは?
物事の全体をいくつかに分割した状態での、いくつかの部分ごとの様子についてを表す言葉です。
「部分部分」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「部分部分」の使い方や使われ方、使うときの注意点
紅葉した植物を見れば、部分ごとに色合いが異なっていたりします。
人の皮膚の毛の生え具合は、部分ごとに違っているものでしょう。
そのように部分ごとの違いや特徴を言い表す時に、「部分部分」を使うことができます。
これにより部分ごとの違いを強調する効果が得られるでしょう。
部分は「全体を分割した一部分」のことですが、部分部分の場合は「全体を分割したいくつかの部分」を示すというのが違いです。
これを用いる場合は具体的に何の部分なのか、明らかとする必要があります。
またその部分部分がどうなっているか、どうするかについてを伝えることができるでしょう。
ただし部分部分と言うのは、敬語に含んでみると違和感があると感じられるかも知れません。
その場合には別の表現に言い替えるのが良いでしょう。
「部分部分」を使った例文や文章
「部分部分」を使った例文や文章
・『紅葉した木々も、部分部分によって色の違いがあるのが分かります』
・『この問題には、部分部分で違った要素が絡んでいるので、一筋縄ではいかないようです』
「部分部分」の類語や言い替え
「部分部分」の類語や言い替え
「各部分」は、それぞれの一部についてを表した表現となります。
「それぞれ」は、おのおのや各部分と同じ意味です。
「ひとつひとつ」は、多く有るもののそれぞれを表します。
「所々」は、あちこちの意味を持っている表現です。
「場所ごと」は、部位によって違うことを表している言い方です。
「部分ごと」とする場合も、場所ごとに似た意味になります。
「場所場所」は、エリアを分割した状態での、いくつかの場所ごとの状態を表す言葉です。
まとめ
まとめ
物事のいくつかの部分を示しているのが、「部分部分」という表現なのでした。
部分ごとの違いを強調できますが、これを敬語に含むかどうかは使う人次第と言えます。
言い替え表現は豊富にあるので、「部分ごと」などの当たり障りのない表現に言い替えてみるのも良いかも知れません。