健康面の表現は色々とありますが、「万全な体調ではない」というフレーズもその系統の表現です。
今回はこのフレーズについて解説してみたいと思います。
「万全な体調ではない」とは?
「万全な体調ではない」とは?
「万全」は「ばんぜん」と読み、意味は「不足や欠点がない、完全な状態や様子」です。
「体調」は文字通り「身体の調子」を意味します。
そして「万全な体調」であることを「ではない」で打ち消しているわけですから、「身体の調子が完全な状態ではない」というのが、このフレーズの意味となります。
尚、直接的に「体調が悪い」という形での表現よりは、体調面はまだマシな状態であるという意味合いがあります。
「万全な体調ではない」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「万全な体調ではない」の使い方や使われ方、使うときの注意点
このフレーズが使われるのは、人の体調があまり良くないことを説明する場合です。
自分自身の体調について説明するのに使用する場合もあれば、相手や第三者の体調について言及する場合にも使用できます。
例えば、プレゼン担当者が体調に不安があり、同僚にサポートを頼む場合、「今日は万全な体調ではないので、プレゼンのサポートをお願いしたい」などと使います。
相手や第三者について使う場合としては、競技会に出場しているスポーツ選手の体調について解説者が触れるようなケースが考えられます。
具体的には、「聞くところによると、彼は万全な体調ではないとのことですので、パフォーマンスが多少落ちるかもしれません」というような表現がこの使用例です。
「万全な体調ではない」を使った例文や文章
「万全な体調ではない」を使った例文や文章
それでは、実際に考えられる使用例を以下にあげてみましょう。
・『万全な体調ではないにもかかわらず、素晴らしいパフォーマンスを見せた』
・『万全な体調ではない方は、事前に申し出てください』
「万全な体調ではない」の類語や言い換え
「万全な体調ではない」の類語や言い換え
「万全な体調ではない」ということは、既に説明した通り、「体調があまり良くない」という意味合いです。
つまり、この意味合いを出せるかどうかが、言い換えとして成立するかどうかの基準となります。
まず考えられるのが、「健康(面)に不安がある」という表現です。
「体調」を「健康」に置き換えて、そこに「不安」という問題点があることを利用して、同じ意味合いを成立させています。
次に挙げられるのは、「完璧な身体の調子の良さ」意味する「完調」という言葉を用いて、「完調ではない」とする言い換えです。
基本的に「完調」は体調についての意味ですので、「完調ではない」だけで言い換えが成立します。
まとめ
まとめ
「万全な体調ではない」というフレーズは、体調に不安があることを表現するフレーズです。
「体調が悪い」という直接的な表現よりマイルドなため、体調が悪いとまでは行かない程度の「状態の悪さ」を表現することが出来ます。