ここでは「恐怖すら覚える」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「恐怖すら覚える」とは?
「恐怖すら覚える」とは?
「恐怖すら覚える」は、何かの様子や姿勢などに対し、とても凄さ感じるという意味で用います。
例えば、「彼の試合での集中力には恐怖すら覚える」とした時には、彼は試合になるともの凄い集中力を発揮すると言っていることになり、「あのメーカーの各商品への独自のこだわりには恐怖すら覚える」と使った時には、そのメーカーは独自にとてもこだわりをもって各商品を作っていることを伝えています。
これらの例はどちらもいい方の意味で凄いと用いていますが、その逆に悪い方の解釈で使うこともできます。
「恐怖すら覚える」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「恐怖すら覚える」の使い方や使われ方、使うときの注意点
この「恐怖すら覚える」は、先のように、悪い意味でも使われている表現です。
例えば、「彼の貪欲ぶりには恐怖すら覚える」とすると、その彼の欲の深さに対し、それがとても凄いと言っており、そういった様子を見てしまった時にこのような用い方をする場合があります。
このように、いい意味、悪い意味のどちらとしても、それがとても凄いと思ったことに対して用いられている表現で、、「恐怖を覚える」という形で使うこともできますが、そちらにすると少し意味が弱くなり、この「すら」としていることでその意味を強めています。
「恐怖すら覚える」を使った例文
「恐怖すら覚える」を使った例文
・『あの人の関わった仕事への徹底振りには恐怖すら覚える』
・『近年のAIの発達ぶりは、各分野の専門家さえ恐怖すら覚えるほどだと言われている』
「恐怖すら覚える」の類語や言い替え
「恐怖すら覚える」の類語や言い替え
・『恐怖すら感じる』
この「感じる」としても意味が変わることはなく、同様の使い方ができる表現になります。
よって、ほとんどの場合で言い替えに用いることができるので、基本的にはどちらを使っても構わず、「恐怖を感じる」と「すら」を「を」とすると少し意味として弱くなるという点も「恐怖すら覚える」と同様です。
まとめ
まとめ
「恐怖すら覚える」は、何かの様子やそれに取りかかる姿勢などがとても凄いという意味で使われています。
それがいい意味なのか悪いそれなのかは用い方次第になり、どちらとしてもそれだけ凄い様に対し、そのようだと伝えるために使われる表現になります。