ここでは「ほぼ皆無」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ほぼ皆無」とは?
「ほぼ皆無」とは?
「ほぼ皆無」は、ほとんどないという意味で使われています。
「皆無」が「全くない」という意味になるためで、ほぼその状態だという表現になり、「この問題が解けた人はほぼ皆無だった」などと用いられています。
「皆無」としてしまうと、先のように全くないとなるため、「解けた人は皆無だった」と使った時には解けた人は全く居なかったと言っていますが、「ほぼ皆無」であれば、100人のうち1人や2人は居たといった解釈になると考えてください。
その説明のように、それくらい少ない例しかないという意味で使われている表現です。
「ほぼ皆無」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「ほぼ皆無」の使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ほぼ皆無」は、同じ意味で「皆無に近い」などとも使われます。
そちらも全くないに近いと表現しているので、やはり100人のうち1人や2人しか該当しないような場合に用いられます。
これらと同じように使われているのが「皆無に等しい」ですが、こちらは一見すると、それに該当する例は一切ないという意味になりそうなものですが、ここで紹介している「ほぼ皆無」や「皆無に近い」と変わりなく、「ほとんどない」という使い方になります。
それは、そうと言ってもおかしくないという捉え方をするためで、これらは全て同じ意味で用いられています。
「ほぼ皆無」を使った例文
「ほぼ皆無」を使った例文
・『そういったことは今までにほぼ皆無だが、全くなかったという訳でもない』
・『参加を申し込んできた人がほぼ皆無なので、このイベントは中止することにしました』
「ほぼ皆無」の類語や言い替え
「ほぼ皆無」の類語や言い替え
・『ほとんど皆無』
こう用いても同じ意味になり、パーセンテージにすれば1%か2%程度のことだと使っています。
つまり、「皆無」としてしまうと全くないと表現していますが、「ほぼ皆無」や「皆無に近い」、「皆無に等しい」、そして、この「ほとんど皆無」は、それにとても近いものの、全くないという訳ではないといった解釈で用いる表現となっています。
まとめ
まとめ
「ほぼ皆無」は、全くない訳ではないものの、ほとんどそれと言っていいという意味になります。
よって、それが100人のうち1人や2人などという場合に向いており、同様に使えるいくつかの表現と共に、そういった状態に対して使われています。