ここでは「一時の感情で動く」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「一時の感情で動く」とは?
「一時の感情で動く」とは?
「一時の感情で動く」は、その時にふと湧いた感情だけで行動してしまうことの表現になります。
例えば、何かを頼まれた際に、それがとても人に物を頼む態度ではなかったという理由で、引き受けはしたものの、まともにこなさなかったといったことがあったとします。
そして、それによって後で大事になってしまった場合に、「一時の感情で動くから、こんなことになってしまった」と用いるという具合です。
その本人がそうだったと使う場合と、別の誰かから使われることがありますが、どちらもいい意味になることはまずありません。
「一時の感情で動く」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「一時の感情で動く」の使い方や使われ方、使うときの注意点
この「一時の感情で動く」は、先の例ように、その時に湧いた一時的な感情で行ったことで何かが悪い方に向かってしまったという使い方になる表現です。
そうはならないように、「一時の感情で動くのはよくない」などと用いることもでき、少し語尾を変えて「くれぐれも一時の感情で動かないことだ」のようにもよく使われています。
前述したように、それがいいことだという用い方はしない表現のため、起こってしまったことがその所為だった、そうはならないようにといった使い方がほとんどになります。
「一時の感情で動く」を使った例文
「一時の感情で動く」を使った例文
・『こういう時こそ、一時の感情で動くことが一番危険だ』
・『彼はすぐに一時の感情で動くから、気をつけて見ていないといけない』
「一時の感情で動く」の類語や言い替え
「一時の感情で動く」の類語や言い替え
・『一時(いっとき)の感情』
「一時の感情」は、文章で表記した時には「いちじの感情」と読むことが多く、もちろんそちらで間違っていませんが、口語で用いる時にはこの「いっときの感情」とする場合があります。
そちらの方が聞いた時に分かりやすいためで、このような例は他の表現においてもまま見られます。
まとめ
まとめ
「一時の感情で動く」は、その時だけの感情の起伏で動いてしまうことの表現として使われます。
ほぼ全ての場合でそれはよくない、その所為によくないことに繋がってしまったなどという用い方になるため、そうはならないようにと先に伝えておく使い方をすることも多い表現です。