「歴史的建造物」とは？使い方や言い換えや用例など徹底解釈

ここでは「歴史的建造物」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「歴史的建造物」とは?

「歴史的建造物」は、歴史的な価値があるとされている各種の建造物のことを表す表現です。

いわゆる「世界遺産」に指定されているようなものはもちろん、それでなくとも皆が知っているような歴史があるそれに対して用いられる表現で、「この○○は歴史的建造物として有名だ」といったような使い方になります。

それと呼べる定義こそありませんが、例えば、英国のロンドンのバッキンガム宮殿などがそれとして挙げられます。

こちらは世界遺産ではありませんが、立派な歴史的建造物と読んで差し支えないでしょう。

「歴史的建造物」の使い方や使われ方、使うときの注意点

この「歴史的建造物」は、先のように、世界遺産として認定された建造物以外にも広く使われています。

これという定義はないため、「○○は歴史的建造物と呼んでもいいだろう」といったように、それがそうだと思えば用いることができますが、一般的にそれだと思われているような対象に対して使われています。

先のバッキンガム宮殿もそうですが、イタリアのミラノ大聖堂も世界遺産にはなっていないため、この「歴史的建造物」だとよく言われており、それくらいの対象を指して用いる表現となっています。

「歴史的建造物」を使った例文

・『ドイツのケルン大聖堂は歴史的建造物というだけでなく、世界遺産にも登録されている』
・『○○は歴史的建造物には違いないが、あまり有名ではないのが残念だ』

「歴史的建造物」の類語や言い替え

・『有形文化財』
日本独自の表現になりますが、「歴史的建造物」と呼ばれる対象は、この「有形文化財」として指定されていることが多いです。

例えば、川越にある「時の鐘」はこれに該当しますが、世界遺産だという訳ではなく、国やその自治体が独自にそれと選定したものを指して使われる表現です。

まとめ

「歴史的建造物」は、とても有名でそれだと呼ばれる対象を指して使われます。

「世界遺産」と間違えられることがありますが、そちらでなくともこのように表現されるものも多数存在し、日本では類語で挙げた「有形文化財」という独自に認定した対象もあり、それもこのように呼ばれることがあります。