いわゆる業界用語のような専門用語や、特別な場所や機会以外では滅多に使わない、使われないような言葉もそれなりに存在しています。
今回扱う「答弁する」という言葉も、それに近い言葉と言えるかもしれませんので、これより解説していきます。
「答弁する」とは?
「答弁する」とは?
「答弁」は「とうべん」と読み、意味は「質問に答えること」です。
「答弁する」は「答弁」を動詞化した言葉ですから、当然「質問に答える」という意味になります。
ただ、一般生活上は言うまでもなく、ビジネスシーンでも、この言葉は使うことも使われることもまずないのが現実かと思われます。
実際に我々がこの言葉が使われるのを見る、聞く場面としては、主に国会などの議会についてのニュースや国会中継です。
議員の質問に対し、行政側が答えることについて「答弁する」という表現が用いられます。
「答弁する」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「答弁する」の使い方や使われ方、使うときの注意点
主に、議会で質問した議員に対し、何らかの答えを述べる場合に使われるフレーズですから、「野党議員の質問に、総理大臣が答弁する」のような使い方をされます。
他には、「法案への反対意見について、法務大臣が答弁する」などの表現があり得るでしょう。
尚、「答弁」の「弁」は「言葉で表現すること」という意味で使われており、「答弁する」ことは必ずしも口頭だけではなく、書面で行われても問題ありません。
「答弁する」を使った例文や文章
「答弁する」を使った例文や文章
それでは、他に考えられる例文を以下に挙げてみましょう。
・『個人情報の観点から、答弁することを差し控えさせていただきます』
・『スラスラと紙も見ずに答弁する』
「答弁する」の類語や言い換え
「答弁する」の類語や言い換え
「質問に答える」という意味が「答弁する」ですので、「回答する」がそのままの意味で言い換え表現に該当します。
他にもほぼ同じ意味で「応答する」や「返答する」がありますので、そちらでも代用可能です。
まとめ
まとめ
「答弁する」とは、質問に答えるという意味で使われる言葉であり、主に議会用語的に使用されます。
答弁は必ずしも口頭だけでするものではないため、文書などでも「答弁する」ことは可能です。