人のを叩くことに関わる表現には、「頬を張る」があります。
これはひょっとすると、別の意味と履き違えられることも、あるかも知れない表現です。
頬を張るの正しい意味や、使い方を確かめてみましょう。
「頬を張る」とは?
「頬を張る」とは?
顔の頬の部分を、手のひらで強く打つ行動を表しています。
「頬」は顔の鼻や口の両側にある部分のことです。
「頬を張る」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「頬を張る」の使い方や使われ方、使うときの注意点
怒りの気持ちが高まった時、人は思わず相手の頬の部分を手で叩くことがあります。
また気合を入れるために頬を叩いたり、格闘技で頬を叩くという状況もあるでしょう。
これについて「頬を張る」と表現することが可能です。
これによって頬を張る状況の説明や、それが良くないことであるという注意もできます。
その際には誰が何故頬を張るのか、それに対してどうしたかなどを、併せて述べることが可能です。
ただし頬を張るという行動は平手打ちに限り、グーの形で殴る意味にはならないことに注意してください。
また頬を膨らます意味もなく、「頬張る」のように食べ物を口いっぱいに入れる意味もありませんので、誤用に気をつけましょう。
「頬を張る」を使った例文や文章
「頬を張る」を使った例文や文章
・『怒った男が頬を張るような仕草を見せたので、僕は咄嗟にそれを止めた』
・『気合を入れると言って、猪木の物真似をしながら社員の頬を張る先輩がいます』
「頬を張る」の類語や言い替え
「頬を張る」の類語や言い替え
「頬を叩く」は、手のひらなどで頬を強く打ち付けることです。
これは「はたく」「ぶつ」としても同じ意味になります。
「頬をひっぱたく」は、叩くよりも強く打つニュアンスの表現です。
「頬を平手で打つ」は、手のひらを使って頬を叩くことを意味しています。
「びんたをする」は、頬を平手打ちすることを表す言い方です。
頬については、変化した形である「ほっぺ」や「ほっぺた」とすれば柔らかな印象になります。
頬を「顔」「顔面」とすると、頬以外の場所まで含む言い方になるでしょう。
まとめ
まとめ
手のひらを使って人の頬をたたく行動について、「頬を張る」と表現できます。
これは怒りの感情に関わる行動だけでなく、気合を入れる時や格闘技についても使われる表現です。
グーの形で殴ることや頬を膨らます意味などは無いことに気をつけてください。
「びんたをする」など、他の言い方を選んで見るのも良いでしょう。