「現在のところ」とは？使い方や言い換えや用例など徹底解釈

今の状況を説明する時に使う表現には、「現在のところ」があります。

単純な表現ですが、ところの意味は分かりづらいこともあるかも知れません。

現在のところの正しい意味や、用法などについてご説明します。

「現在のところ」とは?

たった今置かれている状況について、相手に伝える時に使われる表現です。

「現在」は過去と未来の間の今、「ところ」は状況や時点を表します。

「現在のところ」の使い方や使われ方、使うときの注意点

現時点では製作作業が滞りなく進んでいたり、今は業務にトラブルが発生していないなどの状況があるでしょう。

そのように過去でも未来でもなく、現在の状況を伝えるにあたって、「現在のところ」を使うことができます。

これによって現時点でどうなっているか、強調して説明したり、問題点を伝えることも可能です。

その場合には「作業は順調に」など、今どんな状況であるかの説明を、併せることが必要になります。

ただし柔らかで簡単な印象のある言葉なので、敬語の中に含めるなら別の堅い表現に言い替えたほうが良いこともあります。

「現在のところ」を使った例文や文章

・『現在のところは特段のトラブルもなく建設が進んでいます』
・『現在のところは大丈夫ですが、来月以降はどうなるか分かりません』

「現在のところ」の類語や言い替え

「現時点では」は、時の流れの中での現在の一点では、の意味になる表現です。

これは「今の時点では」としても同様の意味になります。

「現段階では」は、物事が進む過程での、現在のくぎりを意味する表現です。

「今の段階では」としてもこれと同じ意味にできるでしょう。

「差し当たり」は、先のことはともかく今のところの意味をもつ表現です。

「目下」は、たった今のことを表しています。

「目下のところ」は、現在のところと同じです。

「現在の状況では」は、今置かれている様子では、を表します。

「現状」としても、現在の状況についてを言い表すことが可能です。

まとめ

今の状況について言い表すにあたり、「現在のところ」を使うことができるのでした。

今の具体的な状況と、併せて述べることが必要です。

しかし敬語としては柔らかすぎると感じるかも知れません。

その場合は「現段階では」など堅めの表現に言い換えることも検討しましょう。