「きちんと」の敬語表現とは？使い方や使用例など徹底解釈

何気なく使用している言葉だと、言葉足らずに聞こえてしまうことがあります。

「きちんと」のビジネスパーソンらしい表現を学んでいきましょう。

「きちんと」の敬語での表現

乱れていないという解釈ができる「きちんと」。

もちろん正しい日本語ですが、「きちんと仕度してね」や「きちんと入れてね」と親子の会話文でも使われているので、時にくだけて聞こえてしまうことがあります。

「きちんと」の大人っぽい表現は「正確に」「過不足なく」「具体的に」「時間厳守」「マニュアル通りに」「緻密に」「お客様にご満足いただけるよう」が挙げられます。

似ている言葉の「ちゃんと」は「きちんと」に比べるとカジュアルな言い方なので、気を付けておきましょう。

「きちんと」を敬語で言い換えた場合の使用例

しっかりやって欲しいという時に使われる「きちんと」。

適切な表現ですが、プレゼンや打ち合わせ、取引先の方に細かい指示を出さなくてはいけない時は伝わらないことがあります。

例えば適切な納品をお願いしたい時は「お手数おかけいたしますが、明日の納品は時間厳守でお願いいたします」とします。

また従業員に指示を出したい時は「お客様にご満足いただけるよう、マニュアル通りの配膳をお願いいたします」も引用できます。

覚えておきましょう。

「きちんと」を敬語で言い換えた場合の使い方

「きちんと」は丁寧な言い方ですが、人によっては「何をどのくらいすれば、きちんとになるのか」分からず、そのボーダーラインは曖昧です。

例えば新メニューをお客様に提供する場合は、具体的な盛り付けの方法、野菜や肉のバランス、調理方法などを画一化しておき、マニュアルを作っておくと分かりやすくなります。

とくに多くのスタッフと共有する問題であれば「きちんと」と曖昧にまとめず、具体的な数量を明記してお伝えしていきましょう。

まとめ

「きちんと」の適切な表現について、解説しました。

上品な言い方も知っておくと、自信をもって業務にあたれます。

語彙力を鍛えて、言葉の力を引き上げていきましょう。