友達同士で使う会話文を、ビジネス風に置き替えたいことがあります。
「ひどい」の丁寧な表現と、尊敬語や謙譲語を調べていきましょう。
教養を磨いてください。
「ひどい」の敬語での表現
「ひどい」の敬語での表現
この場合の「ひどい」とは、過酷な状況をあらわします。
ネガティブな場を見たり聞いたりした時の、ショックをあらわすひと言です。
ただ「ひどい」は親しい人との会話では受け入れられても、大人同士の会話だと幼く聞こえます。
丁寧に整えたい場合は「大変な思いをされましたね」や「言葉が見つからないくらい、ショックを受けています」や「むごい状況に、言葉も出ません」と言い替えます。
つらい思いをされた方を励ます、あるいは苦しいニュースを見て悲しむ様子をあらわしています。
「ひどい」を敬語で言い換えた場合の使用例
「ひどい」を敬語で言い換えた場合の使用例
親しい取引先の方が、仕事中に怪我をされたと仮定します。
思いがけない告白に「ひどいですね」と言うのも良いのですが「大変な思いをされましたね」や「それは大変でしたね」とひと言添えると、社会人らしい言い方になります。
このほか商談後の雑談で事件や事故の話題になった時に「ひどい話です」の代わりに「言葉も出ません」や「非常に胸がいたいです」というと、しっかりした印象に見えます。
「ひどい」の尊敬語
「ひどい」の尊敬語
目上の方が入院されてお見舞いの言葉をお送りする時は「突然のことで、驚いております」や「突然のことで、大変驚いています」と書きます。
「ひどい」を「驚いております」に直してあげると、お見舞い文でも使いやすい表現になるでしょう。
「ひどい」の謙遜語
「ひどい」の謙遜語
へりくだって、こちらの気持ちをお伝えしたいことがあります。
心を痛める情報がはいってきたら「穏やかな話ではないですね」や「大変な状況ですね」とお伝えします。
「やばい」や「まずい」などの言葉は不謹慎なので、使わないようにしましょう。
まとめ
まとめ
「ひどい」のさらに丁寧な表現について解説しました。
色々なフレーズを心得ておくと、敬語の力が上がっていきます。
優秀なビジネスパーソンを目指して、言葉の訓練をしていきましょう。