さらに落ちついた敬語に整えたいことがあります。
「全て」の上品な敬語、控えめなフレーズについて学んでいきましょう。
常識のある社会人を目指してください。
「全て」の敬語での表現
「全て」の敬語での表現
「全て」は「すべて」と読みます。
そこにあるものを全部、ひっくるめて全てを示しています。
店頭にあるもの全て、全部まとめてを表現しています。
適切なフレーズですが、一方でその他の表現を知っておくと、落ちついたやり取りになります。
「全て」を整えてあげると「こちらにあるものをすべて」や「ひとつ残らず」「売り場にあるものすべて」にあたります。
また「すべての人たち」を敬語になおすと「ご来場の皆様」や「ご参加の皆様」に変化できます。
どのような状況で使用するのかによっても、適した言葉は変わってくるので、心得ておきましょう。
「全て」を敬語で言い換えた場合の注意点
「全て」を敬語で言い換えた場合の注意点
「全て」の「全」という漢字は「金」とよく似ているので、ビジネス文書やビジネスメールに書き記した時に間違えてしまうことがあります。
時に読みにくい文章になってしまうので「全て」を「すべて」と平仮名に直して用いていくといいでしょう。
また「全て」は抽象的すぎる言葉なので、指示を出す時に伝わらないことがあります。
「100箱」や「100セット」のように注文を出す時は、具体的な数字に直して用いていきましょう。
「全て」の尊敬語
「全て」の尊敬語
「こちらにいる全ての方々」を丁寧な表現にしたい時は「ご来場の皆様へ」あるいは「ご来場のみなさまへ」を用いていきます。
「ご来場の皆様へ、お願いです」と用いていきます。
イベントに参加している方々に、ルールやマナーのお願いをする時に使われています。
「全て」の謙遜語
「全て」の謙遜語
「こちらで働く、全ての従業員」と言いたい時は「スタッフ一同」という表現を使います。
「スタッフ一同、心よりお待ちしております」と用いていきましょう。
まとめ
まとめ
「全て」の社会人らしいフレーズについて学びました。
色々な言葉を知っていると、その場に即したスムーズな対応が取れます。
大人の教養に役立ててください。