相手のことを何と言えばいいのか、迷ってしまうことがあるものです。
「対者」のビジネス風の言い回しをチェックしていきましょう。
語彙力の向上に役立ててください。
「対者」の敬語での表現
「対者」の敬語での表現
対者は「たいしゃ」と読みます。
差し向かいになっている相手をあらわします。
もちろん正しい言葉のひとつですが、相手のことを「対者」というのは、ビジネスシーンでは奇妙に思えます。
対者をビジネスパーソンらしく言い直すと「〇〇様」や「〇〇さん」となります。
個人のお客様であれば、苗字に様をつけてお呼びします。
また社内スタッフの場合は様は付けず、苗字に「さん」を付けて語り掛けます。
「部長」や「課長」などの役職でお呼びすることもあります。
「対者」を敬語で言い換えた場合の使用例
「対者」を敬語で言い換えた場合の使用例
例えば保険の契約にいらっしゃったお客様を、ホールでお呼びする時は「〇〇様、大変お待たせいたしました。
ご用意ができましたので、奥の席までお願いいたします」とお伝えします。
また社内ミーティングで議長を務めている時は「こちらの案について、〇〇さんはどう思いますか」と苗字にさんを付けて話を回していきます。
上司に話かける時は「部長、電話が入っています」や「課長、少々お時間よろしいですか」とお伝えします。
「対者」の尊敬語
「対者」の尊敬語
クライアントやお客様に対しては「〇〇様」もしくは「お客さま」とお呼びします。
氏名を確認できていなくてお名前が分からない時は「大変申し訳ありませんが、お名前を頂戴できますか」とお話して氏名をお聞きします。
「対者」の謙遜語
「対者」の謙遜語
ビジネスシーンで自分のことをお伝えする時は「僕」や「俺」などの言葉はつかわず「私」と用います。
「あたし」や「わたし」と読まず「わたくし」と読むことで、落ちついた言い方に。
また「〇〇社の〇〇」と会社名と自分の苗字を名乗って、お伝えすることもあります。
まとめ
まとめ
「対者」を丁寧に言い直した時のフレーズについて学びました。
新しい言葉をひとつずつ学んでいくと、敬語のスペシャリストになれます。
言葉の力を磨いていきましょう。