「覚えてる」の敬語表現・使用例について解説していきます。
さらに「覚えてる」の尊敬語・謙遜語についても紹介しています。
「覚えてる」の敬語での表現
「覚えてる」の敬語での表現
「覚えてる」という言葉は、「ある過去の出来事を記憶していること」を意味しています。
「覚えてる」の動詞には、「記憶していて思い出すことができる」といったニュアンスが備わっています。
「覚えてる」の敬語表現のうち、もっともシンプルなものは「覚えています」という丁寧語になります。
相手を敬っていることを示す「覚えてる」の尊敬語には、「覚えていらっしゃる」や「覚えてくださる」があります。
自分の立場をへりくだっていう「覚えてる」の謙譲語として、「覚えていただく」や「覚えております」、「記憶にございます」を挙げることができます。
「覚えてる」を敬語で言い換えた場合の使用例
「覚えてる」を敬語で言い換えた場合の使用例
「覚えてる」を敬語で言い換えた場合の使用例として、以下のような例文を挙げることができます。
・『子供時代に母親と一緒に毎日の食事の買い物に出かけていたことを覚えています』
・『先生がそんな些細な出来事まで覚えていらっしゃるとは思ってもいませんでした。大変光栄に存じます』
・『私が新入社員の頃は、取引先の担当者に自分の顔と名前をまず覚えていただくことが大切だと教わりました』
「覚えてる」の尊敬語
「覚えてる」の尊敬語
「覚えてる」の尊敬語には、「覚えていらっしゃる」「覚えてくださる」があります。
これらの尊敬語は、覚えてくれている相手に対する敬意を分かりやすく伝えることができる敬語表現になっています。
例えば、「そこまで詳細に歴史上のさまざまな出来事を覚えていらっしゃるとは流石です」のような文章で使うことができます。
「弊社の沿革を覚えてくださっていることに感激しました」などの使用例も挙げられます。
「覚えてる」の謙遜語
「覚えてる」の謙遜語
「覚えてる」の謙遜語は、「覚えていただく」「記憶にございます」「覚えております」などになります。
「覚えていただく」と「覚えております」は自分をへりくだる謙遜語です。
「記憶にございます」は読み手(聞き手)に対してへりくだる丁重語(謙譲語Ⅱ)として解釈できます。
「自分の名前を覚えていただけるように努力いたします」のような例文で使用することができます。
まとめ
まとめ
この記事では、「覚えてる」の敬語表現と使用例を分かりやすく説明しました。
「覚えてる」の尊敬語は「覚えていらっしゃる」、謙遜語は「覚えていただく・覚えております」などになります。
「覚えてる」の尊敬語・謙遜語の敬語について詳しく知りたいときはチェックしてみてください。