「何度も言う」という言葉を敬語にしたとき、どのような表現になるのか知っておきましょう。
「何度も言う」の意味と敬語での表現
「何度も言う」の意味と敬語での表現
「何度も言う」は、繰り返し発言することを意味する言葉となります。
「何度も言う」を、自分が発言側に立った場合に敬語表現にすると、「度々申す」または「度々申し上げる」になります。
「申す」は謙譲語のため、へりくだった表現をすることで、相手に敬意を示すことができます。
「度々」は「何度も」のかしこまった表現になります。
また、「何度も言う」を、相手が発言した場合に敬語表現にすると、「度々おっしゃる」になります。
「おっしゃる」は「言う」の尊敬語で、相手を立てることで、敬意を表すことができます。
「何度も言う」を敬語で言い換えた場合の使用例
「何度も言う」を敬語で言い換えた場合の使用例
・『度々申し上げているように、この判断は間違っています』
・『部長が度々おっしゃっていた通り、円安が進んでいます』
・『度々おっしゃっていただき、ありがとうございます』
「何度も言う」を敬語で言い換えた場合の使い方
「何度も言う」を敬語で言い換えた場合の使い方
「何度も言う」は、繰り返し同じ内容を発言するような場面で使う言葉となります。
例えば、上司や取引先に、伝えたい大切な事項がある場合、何度も繰り返し発言することになります。
このような場面で、「度々申しあげますが」と断りを入れたり、何度も念を押すことに対して「度々申し上げてしまい、すみません」などと、しつこいことを謝罪するといいのではないでしょうか。
また、自分ではなく、目上の人や立場が上の人が、何度も発言している場合、「度々おっしゃる」と敬語表現にします。
例えば上司が、自分に対して繰り返し同じ発言をしていることを認識していると意思表示するために、「度々おっしゃっていただき、ありがとうございます」などと伝えるといいのではないでしょうか。
このように「何度も言う」を「度々申し上げる」、あるいは「度々おっしゃる」という敬語表現にしてみましょう。
まとめ
まとめ
「何度も言う」という言葉の敬語表現について見てきました。
「何度も言う」という言葉を敬語表現できるようになることで、仕事や人間関係が円滑になるかもしれません。