「いたちごっこ」という言葉の「意味・使い方・例文・類語や言い替え」を分かりやすく解説していきます。
「いたちごっこ」とは?
「いたちごっこ」とは?
「いたちごっこ」とは、「自分も相手も同じ行動を繰り返すばかりで決着がつかない」を意味しています。
「いたちごっこ」というのは、「江戸時代後期に子供の間で流行した遊び」に由来する慣用句です。
「いたちごっこ」の遊びは、二人が「いたちごっこ、ねずみごっこ」と唱えながらお互いの手をつねり合う遊びです。
「いたちごっこ」は手を何度も下から上に持っていくので「エンドレスに遊べる遊び」としての特徴を持っていたことから、「同じことをリピートして解決しない」の意味が生じたのです。
「いたちごっこ」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「いたちごっこ」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「いたちごっこ」の使い方は、「これでは何度やってもいたちごっこだ」のような文章で使う使い方になります。
「いたちごっこ」は、「追いかけたら逃げるのようにお互いが同じ行動を延々繰り返すさま」を意味して使われる言葉です。
使うときの注意点は、「基本的に問題が解決しないの悪い意味で使われることが多く、良い意味ではほぼ使わない」ということです。
「いたちごっこ」を使った例文や文章
「いたちごっこ」を使った例文や文章
・『パパ活を自らする女性に、本人のためを思って注意したり補導したりしてもいたちごっこです』
・『姑息なテクニックを用いる脱税や数字改ざんはいくら摘発してもなくならない意味では、まるでいたちごっこなのです』
「いたちごっこ」の類語や言い替え
「いたちごっこ」の類語や言い替え
「いたちごっこ」という言葉の類語・言い替えには以下のようなものがあります。
・『堂々巡り』
・『埒が明かない』
・『水掛け論』
「いたちごっこ」は「ずっと同じやり取りを繰り返して物事が前に進まない」を意味しています。
その意味とよく似た意味を持つ類義語として、「堂々巡り」があります。
「堂々巡り」にも、「行動や考え方がずっと同じ地点に留まっていて前に進まない」の意味があります。
「水掛け論」は、「お互いが譲歩せずに相手を否定する主張を繰り返すばかりで結論が出ない」を意味しています。
「埒が明かない」の意味は、「(相手が同じ反応を繰り返して)いつまでも決着がつかない」になります。
まとめ
まとめ
この記事では、「いたちごっこ」という言葉の意味や使われ方、例文、類語について詳細に説明しましたがいかがでしたか。
「いたちごっこ」は、「同じやり取りをリピートするばかりで根本の課題が解決しない」を意味しています。
「いたちごっこ」について詳しく知りたいときは、この記事をチェックしてください。