「不躾な質問にも関わらず」とは？ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「不躾な質問にも関わらず」とは?

ビジネスでの使い方や、敬語での言いかえ方法などについて、分かりやすく解説していきます。

「不躾な質問にも関わらず」とは?

「不躾な質問」は、「失礼、無作法な質問」の意味です。

「不躾」は「ぶしつけ」と読み、「しつけがない」ことを意味しています。

そのため、失礼や無作法と言いかえできるのです。

また、ここでは「にも関わらず」を使用しています。

これは、「関係なく」のような意味で使用できます。

ただし、「かかわらず」の使い方のルールは難しいので、仮名表記で使用するのが一般的です。

ここでは、「自分の質問が不躾だったのに」との意味で使用されていると考えればよいでしょう。

「不躾な質問にも関わらず」のビジネスでの使われ方、使うときの注意点

それでは「不躾な質問にも関わらず」のビジネスでの使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。

たとえば、あなたがセミナーに参加したとします。

そのセミナーでは新しい製品の紹介をしていました。

そしてあなたは、その製品の原価について質問しました。

製品の原価を質問するのは失礼なことかとも思いましたが、相手は快く回答してくれたのでした。

このような場合には、「不躾な質問にも関わらず、ご回答いただきありがとうございます」と感謝を述べるとよいでしょう。

これにより、自分の質問が無作法であったことに言及し、それに対応してくれたことを感謝できるのです。

この言葉を使用する場合には、漢字変換に注意しましょう。

一般的には「にもかかわらず」と仮名で表記しますし、漢字表記でも「にも拘らず」とすることが多いのです。

無難に使う場合は、仮名表記をおすすめします。

「不躾な質問にも関わらず」を使った例文

ここでは「不躾な質問にも関わらず」を使った例文を挙げていきます。

・『不躾な質問にも関わらず、ご回答いただきありがとうございます』
・『不躾な質問にも関わらず、ご回答いただき感謝いたします』
・『不躾な質問にも関わらず、ご回答くださったことに感謝申し上げます』

「不躾な質問にも関わらず」の類語と敬語での言いかえ

それでは「不躾な質問にも関わらず」の類語と敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。

「不躾な質問にも関わらず」の類似表現

「不躾な質問にも関わらず」の類似表現には、「失礼な質問にも関わらず」が挙げられます。

「不躾」と「失礼」は類似の言葉ですので、置き換えても成立します。

「不躾な質問にも関わらず」の敬語表現

「不躾な質問にも関わらず」を敬語表現で言いかえるとどうでしょうか。

たとえば「不躾な質問ではございましたが」という言いかえが可能です。

まとめ

このように「不躾な質問にも関わらず」は、相手に対して失礼な質問をした場合に使用できる言葉です。

ビジネスでも使用する場面がありますので、おぼえておくとよいでしょう。