「遵守」と「順守」の違いとは？分かりやすく解釈

この記事では、「遵守」と「順守」の違いを分かりやすく説明していきます。

「遵守」とは?

「遵守」の意味と使い方について紹介します。

「遵守」の意味

「遵守」は「じゅんしゅ」と読みます。

意味は、「法律や道徳・習慣を守って従うこと」になります。

「遵守」の使い方

「遵守」は名詞であり、助動詞を伴って「遵守する・した」と使ったり、複合名詞として「法律遵守」などと使います。

「遵」は「法則に従って行動する」という意味があり、規則や法律などに「必ず守らなければいけないこと」に従ったり、守ったりすることを言います。

もし守らなければ法律違反に問われることや、ビジネスで契約違反になることなど、責任問題を問われる様なことに対して使われます。

「順守」とは?

「順守」の意味と使い方について紹介します。

「順守」の意味

「順守」も「じゅんしゅ」と読みます。

意味は「法律や決まり、言いつけを守って従うこと」になります。

「順守」の使い方

「順守」は名詞であり、助動詞を伴って「順守する・した」と使ったり、複合名詞として「規則順守」などと使います。

基本的に「遵守」と同じ意味ですが、「遵守」が「必ず守らなければいけない」というニュアンスなのに対して「順守」は「常識的にルールを守る」という少し軽い意味で使われます。

また、昭和29年に「遵守」が当用漢字から外れた為に、「順守」が使われる様になりました。

「ゲームのルール」や「校則」「公衆道徳」など、一般的に「決まりを守ること」に幅広く使われ、テレビや新聞、雑誌などでは「順守」に統一されています。

「遵守」と「順守」の違い!

「遵守」と「順守」の違いを、分かりやすく解説します。

「遵守」は「絶対に守らなければならないこと」です。

「順守」は「常識的に守るべきこと」です。

まとめ

今回は「遵守」と「順守」の違いをお伝えしました。

どちらも同じ意味ですが「公用文で使われるのが遵守」、「一般的に使われるのが順守」と覚えておきましょう。