「デカダンス」とは？意味や言葉の使い方、概要など

「デカダンス」とはどのような意味で使われる言葉なのでしょうか。

今回は、「デカダンス」の意味と類似表現について解説します。

「デカダンス」とは?意味

「デカダンス」とは、「退廃的」を意味する言葉です。

「デカダンス」の概要

「人を堕落させるような不健全できちんとしていないさま」を「退廃的」といいます。

「未来に向かって進歩していくべき人類を交代させ廃れさせるような健全ではないもの」を表す言葉で「デカダンス」は「退廃的」のフランス語表現です。

一般的に「デカダンス」という言葉は「文化史における19世紀末に興った芸術至上主義的な立場」の意味で使われます。

当時の常識だったキリスト教的な価値観い会議を示し芸術高い価値を主張する芸術家たちに対して宗教勢力が「退廃的で神を冒涜している」と避難したことから芸術至上主義の一派と彼らにより発展した芸術運動とその風潮を「デカダンス」と呼んでいます。

「デカダンス」の言葉の使い方や使われ方

・『デカダンスとわかっていてもやめられない』
・『この絵はとてもデカダンスだ』
・『酒と賭博に溺れる生活はデカダンス以外の何物でもない』

「デカダンス」の類語や言いかえ

・ニヒル
「虚無的」を意味する言葉です。

人やこの世界には何の価値観もないと考え人生そのものをとても空虚なものであるととらえる考え方を指します。

世界を前向きに捉えないところは「デカダンス」と共通していますがデカダンスが快楽に溺れるような堕落を意味するのに対し、こちらはすべてを諦め放り出してしまうような虚しさを表します。

まとめ

「デカダンス」は芸術に関連する話題でよく使われる言葉です。

あまり使われる言葉ではありませんがインテリを気取る人が好んで使う表現なので意味を知っておきましょう。