表現技法の「デフォルメ」とはどんな技法なのでしょうか。
今回は、「デフォルメ」の意味と類語について解説します。
「デフォルメ」とは?意味
「デフォルメ」とは?意味
「デフォルメ」とは、「絵画や彫刻で見られる一部を不自然に変形させて強調する表現技法」を意味する言葉です。
「デフォルメ」の概要
「デフォルメ」の概要
絵画や彫刻は一般に対象物を正確に模倣して作品を制作しますが、見たままをその通りに模倣するだけではなくさまざま技法を用いることで対象物をより魅力的に描けます。
色を調整したりタッチを変えたり千に強弱をつけたりなど様々な技法がありますが「デフォルメ」もそのような美術における表現技法の一種です。
実物よりも目を大きくしたりでっぷりと必要以上に太らせたり腰のくびれをありえないほど絞ったりなど「正確に模倣するのではなくあえて変形させることで特徴や個性を際立たせる表現技法」が「デフォルメ」であり、現実にはありえないようなサイズや形状に描いたものも含みます。
本物とは明らかに違う形をしていても見る人の印象やイメージを変形させることで表現することにより独得な可愛らしさや個性が生まれます。
「デフォルメ」の言葉の使い方や使われ方
「デフォルメ」の言葉の使い方や使われ方
・『目を大きくデフォルメして描く』
・『3頭身で描かれたデフォルメキャラ』
「デフォルメ」の類語や言いかえ
「デフォルメ」の類語や言いかえ
・カリカチュア
「戯画化」を意味する言葉です。
現実にあるものを漫画チックに描く表現技法のことで、実物とはかけ離れた誇張表現や強調表現が用いられます。
まとめ
まとめ
「デフォルメ」は日本人の得意分野です。
人の個性や特徴を際だたせるのにピッタリの技法ですが、本人がコンプレックスに感じている箇所を強調してしまうとトラブルになりかねないので注意してください。