ゴルフ用語の中に「ドロップ」というものがあります。
長くゴルフをやられている方からすればお馴染みの用語かもしれませんが、初心者の方やこれからゴルフをやろうかと思われている方にとっては何を意味する用語なのかわからないかもしれません。
この記事では、「ドロップ」の意味を分かりやすく説明していきます。
「ドロップ」(ゴルフ用語)とは?意味
「ドロップ」(ゴルフ用語)とは?意味
ゴルフのプレー中にボールが池の中やコースの修理地などそこから打ち出すことが不可能な場所にボールが入ってしまった場合、ルールに従って付近のエリアにボールを落としてプレーを続行します。
このボールを落とす行為のことを「ドロップ」といいます。
「ドロップ」(ゴルフ用語)の概要
「ドロップ」(ゴルフ用語)の概要
言葉自体の「ドロップ」は英語では“drop”と表記し、落下・滴といった意味合いがあり他動詞的には、落とす・滴らせるといった意味になります。
ゴルフ用語としての「ドロップ」は、続行不可能な場所からのボールの救済措置としての行為のことを指します。
入ってしまった池の淵から、または入ってしまった修理地の場所にプレーヤーがボールを持って立ち、膝の高さからボールを「自然落下的」に落とします。
自然落下的になので、故意にボールを前方に投げるように落としてはいけません。
以前は「肩の高さから」という規定がありましたが、2019年にルール改正がなされ「膝の高さから」に変更されました。
補足として、「膝の高さから」とありますがその人が直立した時の「膝の高さと同じ高さから」という意味です。
たとえばその人が直立時の膝の高さが50cmだった場合、どんな姿勢でドロップしようが50cmの高さは守らないといけないということです。
「ドロップ」の言葉の使い方や使われ方
「ドロップ」の言葉の使い方や使われ方
「ドロップ」は日常的に存在する言葉の為、他のスポーツや分野においても「ドロップ」は使われています。
テニスやバドミントンにおいて相手のかなり手前ネット際にボールや羽を落とすように打つ「ドロップショット」や、パソコン用語として対象のファイルやフォルダをマウスのボタンを押したまま移動し希望の移動先で離す操作法「ドラッグアンドドロップ」などがあります。
「ドロップ」の関連語
「ドロップ」の関連語
救済措置としての「ドロップ」の他に、ドライバーで打ったボールが遠くへ飛ばず近くに落ちてしまうことも「ドロップ」といいます。
ドライバーのクラブヘッドの中心部分ではなく、上方にボールを当ててしまうと前方にボールが飛ばず上方にボールが飛びあがってしまい「ドロップ」してしまいます。
ですが、救済措置としての「ドロップ」の方が使用機会が多い為、一般的に「ドロップ」と言えば救済措置の「ドロップ」を指すことになります。
まとめ
まとめ
これまでゴルフ用語としての「ドロップ」について説明してきましたがご理解いただけましたでしょうか。
プロでさえ不本意なエリアに打ってしまい救済措置を受ける場合がありますので、初心者やこれから始められる方なら尚のこと覚えておきたいゴルフ用語になります。