「暫定球」とは？意味や特徴や概要、言葉の使い方など分かりやすく解釈(ゴルフ用語)

この記事では、ゴルフ用語の「暫定球」の意味を分かりやすく説明していきます。

「暫定球」とは?意味

「暫定球(ざんていきゅう)」とは、「プレイヤーが打ったボールがOBあるいはロストボールと推測される時、事前に元の位置からもう一度打っておくボール」を意味しています。

「OB(アウトオブバウンズ)」とは、「白い杭(ライン)で示されているコースの境界よりも外にボールが出ること」です。

「ロストボール」というのは、そのまま「ボールを見失って紛失すること」を示しています。

「暫定球」を打つ理由は、「見失ったボールをあちこち探して、打ち直しの準備を整えるまでの時間を省略するため」です。

「暫定球」は、必ず「今から暫定球を打ちます」と他のプレイヤーに宣言してから打たなければいけません。

できれば「ボールのブランド・番号」も伝えておきます。

意思表示せず勝手に「暫定球」を打てば、「一打罰」のペナルティーを受けます。

「暫定球」の概要

「暫定球」とは、「OBやロストボールを探し出して改めて打ち直すまでの労力や時間を節約するために、その場から打ち直すボール」のことです。

「暫定球」自体には罰則は科されません。

後で、はじめのボールがOBであったことが確認された場合、「一打罰」になります。

「元のボール」が「OBではないインプレーの状態」で見つかった場合、「暫定球」を放棄して元のボールでプレイします。

「元のボール」が発見されたにも関わらず、あえて「暫定球」で続けた場合、「二打罰」のペナルティーになります。

ただし「先のボールがあると推測される地点」を過ぎて、「暫定球」を再び打つと扱いが変更されます。

「元のボール」が出てきても、「ロストボール」で処理されます。

この場合、「暫定球」が「インプレー」になります。

「暫定球」の言葉の使い方や使われ方

「暫定球」のゴルフ用語は、「OB・紛失の可能性が高いボールを打った時に、そのボールを探し出して打つ手間を省くため、元の地点から打ち直した球」を指して使用します。

「暫定球」という言葉は、「OB・ロストボールの疑いが強いショットの後に、ゴルフプレーを遅滞なく円滑に進めていくために導入されているルール」として使われているのです。

「暫定球」を使った例文(使用例)

・『ボールを見失って暫定球を打つ時は、宣言なしで黙って打つと違反になります。』
・『元のボールが見つかれば、暫定球ではなくそのボールでプレイを再開しなければなりません。』
・『暫定球でプレイを続行したほうが有利と判断したプレイヤーは、はじめのボールを必死に探そうとはしないものです。』

まとめ

この記事では、ゴルフ用語の「暫定球」について分かりやすく説明しました。

ゴルフの「暫定球」は、「OBの可能性がある場合、あらかじめ打ち直しをすることやそのボール」を意味しています。

「暫定球」の意味や概要、使い方などについて詳しく知りたい人は、この記事の解説をチェックしてみてください。