この記事では、ビジネスシーンでもしばしば使われる「賛同の意を表する」について、その意味や使い方や言い換え等を分かりやすく説明します。
「賛同の意を表する」とは?意味
「賛同の意を表する」とは?意味
「賛同の意を表する」の読みは「さんどうのいをひょうする」で、「他人の意見や提案などに、賛成し同意する思いや考えを、言葉等で示すこと」を意味するフレーズです。
「賛同の意を表する」の表現を言葉毎に分解して、少し詳しく説明します。
まず、このフレーズでキーとなる「賛同」とは、「他人の意見や提案などに、賛成し同意すること」を意味し、単なる「賛成」に比べて、提案内容にしたがって行動が必要な場合には、一緒に協力して行動すると言った能動的な意味を持つ言葉です。
次に「意」は「心に思うことや、考え」を意味し、「意思」が最も近い意味の熟語と言えます。
最後の「表す」は「心に思っていることや、考えていることを、表情や言葉で示すこと」を意味する言葉です。
この三つの言葉を繋ぐと、「賛同の意を表する」は「他人の意見や提案などに、賛成し同意する思いや考えを、言葉等で示すこと」となるのです。
「賛同の意を表する」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「賛同の意を表する」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネスシーンで、この表現が使われるシーンについて説明します。
会議等で議論されると、最終的に2,3個の意見に集約され、最後に多数決で決定されます。
この際に、どれかの案に挙手して賛成を示す場合、「賛同の意を表す」と表現しても、間違いではありません。
しかし、単に多数決で挙手して賛成することを表現する言葉としては、大げさだと言えます。
先に記載した通り、「賛同」は単に「賛成」とは違い、深く共感して、一緒に行動を起こすと言ったニュアンスを持っています。
従って、「賛同の意を表する」とは、誰かの意見に深く賛成し、同意する思いや考えをもとに、その意見に対して熱を込めて同意する気持ちを、意見として述べようなケースで使うべきと言えます。
従って、「賛同の意を表する」の言葉は、「賛同の意思を表明する」と言い換えることが出来ますが、具体的には「熱を込めて賛同の意見を述べる」ことや、「賛同の気持ちをもとに、一緒に行動を起こすこと」だと言えます。
「賛同の意を表する」を使った例文
「賛同の意を表する」を使った例文
・『彼は同僚のAさんの意見の優れている点を熱弁し、賛同の意を表しました』
・『多くの会議メンバーが、懐疑的に思うBさんの意見を援護射撃するかのように彼は賛同の意を表した』
「賛同の意を表する」の類語や言い換え
「賛同の意を表する」の類語や言い換え
「賛同の意を表する」のニュアンスも含めた最適な言い換えは、先にも記した「賛同の意思を表明する」です。
また「賛同」の類語としては、「賛成」や「同意」や「共感」が挙げられます。
また「意」の類語としては「意思」や「意見」や「意向」が挙げられ、さらに「表する」の類語としては「表明する」や「示す」や「述べる」が挙げられます。
従って、「賛同の意を表する」は、少しニュアンスは異なりますが、これらの類語を組み合わせ、「賛成の意見を述べた」や「同意の意思を表明する」や「賛同の意向を示す」等と言い換えることも可能です。
まとめ
まとめ
「賛同の意を表する」とは、「他人の意見や提案などに、賛成し同意する思いや考えを、言葉等で示すこと」を意味する表現です。