「既にご存知の通り」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

この記事では「既にご存知の通り」について解説をします。

「既にご存知の通り」とは?意味

「既にご存知の通り」とは?意味

すでに知っている通り、すでにあなたも知っているはずですが、という意味です。

「既に」には、ある事柄が過去に行われていたことを表す意味や、その時点ではある状態になっていることを表す意味があります。

「既に電車は出ていた」のような使い方をします。

この例の場合だと、電車が出たのは過去のことであるのを表しています。

「ご存じ」は知っていることという意味です。

「ご」をつけることで、聞き手に対して敬意を表しています。

「通り」は、そのままである意です。

「予想通り」のような使い方をします。

この例の場合だと、予想そのまま、予想とほぼ同じということを表します。

「既にご存知の通り」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「既にご存知の通り」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、話し手も聞き手も知っているという意味で用います。

ある製品の売り上げのことについて、部下と上司が話しているとします。

この製品の売り上げがどれくらいかは、部下も上司も知っています。

部下だけが知っている、上司だけが知っているというのではありません。

自分も知っている、相手も知っている、そのことを「既にご存じの通り」といいます。

相手も確実に知っているという場合に使うのが一般的です。

自分は知っているけれど、相手は知っているかわからないという場合は、「ご存じですか」「ご存じかと思いますが」などの表現をします。

「通り」の後には言葉が続きます。

続く言葉は、知っている内容に関する事柄であることが一般的です。

たとえば、売り上げが伸びていることについてなら「売上は順調に伸びています」のような言葉が続きます。

「既にご存知の通り」を使った例文

「既にご存知の通り」を使った例文

・『既にご存知の通り、A社から○○という提案がでています』

「既にご存知の通り」の返答や返信例

「既にご存知の通り」の返答や返信例

何を知っているのか、どのような話なのかによって、返事の内容は変わります。

まずは、相手の話を聞きましょう。

そして、その話の中でわからないことがあったら質問をします。

相手はこちらも知っていると思っているけれど、実は自分は知らないということがあると思います。

そのようなときには、知っているふりをするのではなく、知らないということを正直に伝えましょう。

知らないのに知っているふりをして話を進めると、双方の考えに食い違いが生まれてしまいます。

まとめ

まとめ

この言葉は、自分も相手も知っている事柄について話をするときに用います。

知っていることをわざわざ説明されると不快に思う人もいますが、こういった前置きをすることで不快感が和らぐことが期待できます。

ひと言あるだけで印象が変わるのです。

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