「オブラートに包む」はどんな意味で使われる慣用句なのでしょうか。
今回は、「オブラートに包む」の意味について解説します。
「オブラートに包む」とは?意味
「オブラートに包む」とは?意味
「オブラートに包む」とは、「与える衝撃を少なくするために強い言葉を優しい言葉に言い換えるなど遠回しに表現すること」を意味する言葉です。
「オブラートに包む」の概要
「オブラートに包む」の概要
「オブラートに包む」の「オブラート」は粉薬が飲みにくい時に使う摂取可能な包装膜のことです。
デンプンなどで作られた薄紙状のオブラートで粉薬を包んで飲むことで苦手な人でもむせたり苦味を感じたりすることなく薬を服用できます。
「オブラートに包む」は刺激しない為に言葉を言い換えたり表現を和らげたりなどといった表現の工夫を粉薬の味や感触を感じないようオブラートで包む様子に例えた言葉です。
そのまま直接行ってしまうと相手が怒り出してしまうような内容でも優しい言葉を使うなどして「オブラートに包む」ことで刺激することなく伝えられます。
「オブラートに包む」の言葉の使い方や使われ方
「オブラートに包む」の言葉の使い方や使われ方
『脱退ではなく卒業というオブラートに包む言い方にする』
『嫌いとズバリ言うのではなくオブラートに包むくらいの気遣いが欲しかった』
まとめ
まとめ
「オブラートに包む」という言葉はオブラートそのものが見かけなくなると共に廃れている表現です。
現在では本物のオブラートよりも慣用句として言葉が使われることが多く元の意味を知らない人も沢山います。
年配の人が比較的よく使う表現なので意味を覚えておきましょう。