「蹉跌をきたす」とは？意味や言葉の使い方など分かりやすく解釈

「蹉跌をきたす」はどのような意味を持つ言葉なのでしょうか。

今回は、「蹉跌をきたす」の意味について解説します。

「蹉跌をきたす」とは?意味

「蹉跌をきたす」とは、「失敗してうまく進まなくなること」を意味する言葉です。

「蹉跌をきたす」の概要

「蹉跌をきたす」の「蹉跌」には「つまずく」という意味があります。

「蹉」と「跌」はどちらも「足を引っ掛けて転ぶこと」を意味しており、障害物などにつまずいて上手く前に進めない様子を表します。

「蹉跌をきたす」は人が転んで動けなくなる様子から転じて「計画にトラブルが生じたり問題に出会ったりすることで予定通りに進めることができずそこで行き詰まってしまうこと」を意味する言葉です。

一般的には打開策や改善策が見つからず失敗して行き詰まってしまい諦めることを指し、これまで重ねてきた努力がその時点で中断し無駄になってしまいます。

「蹉跌をきたす」の言葉の使い方や使われ方

『大雨による落盤でトンネル開通工事は蹉跌をきたすはめになった』
『蹉跌をきたす前に計画の見直しを図る』

まとめ

「蹉跌をきたす」は日常会話で使われる機会は少なく、ビジネスや公文書など堅苦しい言い回しが求められる場面で使用される表現です。

あまり使う機会はありませんが混乱しないよう正しい意味を知っておきましょう。